幼児教育と高校教育

幼児教育と高校教育

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    幼児教育

    イスラエルでは、能力、特に社会化と語学の能力の早期開発のために、ごく幼少期に教育が始められます。

     

    2歳児の多くが、また34歳児の大半が何らかの幼稚園に通っています。大半の幼稚園プログラムは地方自治体の資金援助で行われており、婦人団体が運営するデイケアセンター内で実施されているプログラムもあれば、民間のものもあります。

     

    教育省は、条件の不利な地域の幼稚園教育に特別予算を出しています。5歳児は幼稚園教育が義務付けられ、無料化されています。言葉や数字の概念などの基本を教え、知力と創造力を伸ばし、社会性を育てることが目的とされています。全ての幼児教育施設のカリキュラムが、教育省の指導と監督のもと、将来の学習に備えてしっかりした基礎を築けるように構築されています。



    校教育

    ほとんどの高校では、大学入学資格の取得や高等教育への進学に向けて、文系、理系両方のカリキュラムが提供されています。一部の高校は専門課程を教え、大学入学資格及び/または職業免許を与えています。工業高校では技術者やエンジニアの養成を3つのレベルで行っています。

     

    大学入試に備えるコース、職業資格を取得するためのコース、実質的な技能を磨くためのコースの3つです。農業高校は主に寄宿制で、一般教養に加えて農業科目を教えています。軍予備校は、国防軍が必要とする分野の専門家や職業軍人を養成しています。イェシバ・ユダヤ教高等学校は男女別の寄宿制が多く、一般教科の他に集中的に宗教学科を教え、ユダヤの慣習と生活様式の順守を促しています。

     

    また総合高等学校では、簿記から機械、エレクトロニクス、ホテル業、グラフィックデザインまで、様々な職業関連学科を教えています。

     

    前述の学校に行かない若者は、法律(研修法)に従い、認可された専門学校で職業訓練を受けなければなりません。研修プログラムは、職業ネットワークの様々な提携校において産業貿易労働省が実施しています。プログラムの期間は34年で、最初の2年間は教室で学び、残りの12年は週に3日勉強し、残りの日は学生自らが選んだ職場で働くという形式です。美容師や調理師、機械工など色々な職種があります。