イスラエルは、自国で衛星を打ち上げることのできる世界わずか7カ国のうちの1つであり、またその中では最小国です。
イスラエル宇宙局(ISA)は、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ社や非営利団体のSpaceILとともに、宇宙探査、航空技術、ドローン技術の分野で継続的な革新を追い続けています。これらの3組織は、数多くの学術・専門団体とともに、新たな航空技術を世界にもたらしています。
最近の取り組みの1つとして、世界初となるサイバー・アビエーション・イノベーションセンターが、テルアビブ大学と国際航空運送協会(IATA)の連携によって設立されました。また2017年の中頃には、イスラエル、フランス、イタリアが探査衛星ビーナス(植生・環境観測用の小型衛星)を欧州宇宙機関のベガ打ち上げ機により共同で打ち上げました。この衛星は、イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ社がイスラエル製の部品だけを使って製作したもので、この種のものとしては世界最小です。
更にイスラエル製の放射線防護ベスト(AstroRad)が、2019年のNASA探査ミッションにおいて試用される予定です。