年表

イスラエルの歴史:年表

  • icon_zoom.png
    Ancient map of Israel Ancient map of Israel : Israel MFA
     
     
     
    Section of an illuminated late-medieval map of the Tribes of Israel (Courtesy R. Ben-Haim)  

     

    '​זכר ימות עולם בינו שנות דור ודור... - דברים פרק ל"ב פסוק ז
       昔の日を憶へ過ぎにし世代の年を念へよ・・(申命記32:7   

     

    ユダヤ民族は、イスラエルの地(エレツ・イスラエル)に誕生しました。この地で民族の長い歴史の重要な部分が刻まれたのであり、そのうちの2000年間は聖書に記録されています。
    この地でユダヤの文化的、宗教的、民族的なアイデンティティは形成されました。
     
    ユダヤ人社会は、多くの民が離散の憂き目にあいながらも何世紀にもわたってその存在を維持してきました。長きにわたる離散の時代にも、ユダヤの民がイスラエルの地との絆を絶つこと、この地を忘れることはありませんでした。
    そして遂に、1948年のイスラエル建国によって、ユダヤ民族は2000年ぶりに独立を取り戻しました。
     


    Archeology in Israel  involves the systematic investigation of all the remains of the country's past - from prehistory to the end of Ottoman rule. The profusion of material remains is evidence of the many cultures that have left their imprint on the Land.


    Above all archeological research clearly reveals the historical link between the Jewish people, the Bible and the Land of Israel, uncovering the remains of the cultural heritage of the Jewish people in its homeland. These visible remains, buried in the soil, constitute the physical link between the past, the present and the future of the Jewish people in its country.


    This unbroken chain of history can be observed at sites all over the country. Jerusalem, the capital of Israel, has been the focus of extensive archeological activity and remains of 5,000 years of history have been revealed.

     

     

     

     


    歴史年表


    17th-6th C. BCE 聖書時代
    (BCE - 紀元前)

    17世紀頃

     

    紀元前176世紀-聖書時代
    アブラハム、イサク、ヤコブ(ユダヤ民族の族長)がイスラエルの地に定住。飢饉により、イスラエルの民はエジプトへの移住を余儀なくされる。
    13世紀頃 出エジプト:イスラエルの民はモーセに率いられてエジプトを脱出、シナイ砂漠を40年間流浪し、その間にシナイ山で十戒などのトーラー(モーセ五書)を授かる。
    13th-12th
    centuries
    イスラエル民族がイスラエルの地に定住
    c.1020 ユダヤの王政が始まる(初代王:サウル)
    c.1000 エルサレムがダビデ王国の首都となる
    c.960 ユダヤの民族的精神的中心をなす第一神殿をソロモン王がエルサレムに建設
    c. 930 王国がユダとイスラエルに分裂
    722-720 イスラエル王国がアッシリアに敗北し、10部族が追放される(「失われた10部族」)
    586

     ユダ王国がバビロニアに征服される。エルサレムと第一神殿が破壊され、大半のユダヤ人が捕囚される。

     

    第二神殿時代
    538-142 ペルシア・ギリシア時代
    538-515

    多数のユダヤ人がバビロンから帰還、神殿を再建

    332 アレクサンダー大王がイスラエルの地を征服、ギリシアによる支配が始まる
    166-160

    ユダヤ教の制圧と神殿の冒涜に対するマカビ(ハスモン)の反乱
    142-129 ハスモン朝下でのユダヤ人による自治
    129-63 ハスモン朝下でユダヤ人が独立
    63 ローマ軍司令官ポンペイがエルサレムを占領
     

    63 BCE-313
    CE

    ローマ支配
    63-4 BCE

    ローマのヘロデ王がイスラエルの地を支配
    エルサレムの神殿を改築

    (CE - The Common Era)
    c. 20-33 ナザレのイエスのミニストリー(伝道活動)
    66 ユダヤによる反ローマ蜂起
    70 エルサレムと第二神殿の崩壊
    73 マサダのユダヤ人玉砕
    132-135 バル・コフバによる反ローマ蜂起
    c. 210
    口伝律法(ミシュナー)が成立

     

    外国による統治時代

    313-636 ビザンチン時代
    c. 390 ミシュナー解釈書(エルサレム・タルムード)の完成
    614 ペルシア侵攻
     
    636-1099 アラブ征服時代
    691 エルサレムの第一神殿及び第二神殿の敷地に、カリフのアブドゥルマリクが「岩のドーム」を建造
     
    1099-1291 十字軍時代
    (エルサレムのラテン王国)
     
    1291-1516 マルムーク朝時代
     
    1517-1917 オスマン帝国時代
    1564 ユダヤの法典「シュルハン・アルーフ」出版
    1860 エルサレム旧市街の城壁外に初の居住区が建設される
    1882-1903 主にロシアから、第一次アリヤー(大規模移民)
    1897

    スイスのバーゼルでテオドール・ヘルツェルが第1回シオニスト会議を召集、世界シオニスト機構が創設される
    1904-14 第二次アリヤー(主にロシアとポーランドから)
    1909 最初のキブツとデガニアが誕生し、最初の近代的ユダヤ都市テルアビブが作られる
    1917

    英国の征服により、400年の及ぶオスマン帝国支配が終焉
    英国のバルフォア外相が、パレスチナにおけるユダヤの祖国建設支持を宣言

     

     

    1918-48

    英国統治領時代
    1919-23 第三次アリヤー(主にロシアから)
    1920

    ヒスタドルート(ユダヤ労働総同盟)とハガナー(ユダヤ防衛組織)創設

    ユダヤ人社会(イシュブ)運営のため、ヴァド・レウミ(民族評議会)を設立

    1921 最初のモシャブ(共同村)、ナハラルが誕生
    1922 英国が国際連盟からパレスチナ(イスラエルの地)の委任統治権を承認される。トランスヨルダンがその4分の3の地域に設立され、残りの4分の1がユダヤの地となる。
    委任政府に対してユダヤ人コミュニティーを代表するユダヤ機関が設立される
    1924

    テクニオン工科大学が初の工科大学としてハイファに創設される
    1924-32 4アリヤー(主にポーランドから)
    1925 ヘブライ大学がエルサレムのスコープス山に創設される
    1929 ヘブロンのユダヤ人がアラブのテロリストに虐殺される
    1931 ユダヤ地下組織エツェル創設
    1933-39 5アリヤー(主にドイツから)
    1936-39 アラブのテロリストによる反ユダヤ暴動
    1939 英国が白書を発行し、ユダヤ人移民を厳しく制限
    1939-45 第二次世界大戦:欧州でホロコースト
    1941 地下活動組織レヒ創設、ハガナーの突撃部隊パルマッハ創設
    1944 英国軍内にユダヤ旅団が編成される
    1947

    国連がイスラエルの地にアラブ国家とユダヤ国家を創設することを提案

     

    イスラエル建国
    1948

    英国委任統治の終了(514)
    イスラエルの独立宣言(514日)
    アラブ5カ国によるイスラエル侵攻(515日)
    イスラエル国防軍(IDF)創設

    独立戦争(19485月~19497月)

    1949

    エジプト、ヨルダン、シリア、レバノンと休戦協定締結 エルサレム、イスラエルとヨルダンの支配下に分割される

    第一回クネセット(国会)選挙

    イスラエルが国連の59番目の加盟国として承認される

     

    1948-52

    欧州及びアラブ諸国から大量移民
    1956 シナイ作戦
    1962 アドルフ・アイヒマンがホロコースト犯罪により裁判を受け、死刑になる
    1964

    全国水道網が完成、北部のキネレット湖から南部の半乾燥地帯への配水が始まる

    1967

    六日戦争、エルサレム再統一
    1968-70 エジプトによる対イスラエル消耗戦争
    1973 ヨム・キプール戦争
    1975

    イスラエル、欧州共同市場の准加盟国となる

    1977 総選挙によってリクード政権が誕生、30年に及ぶ労働党支配が終わるエジプトのサダト大統領がエルサレムを訪問
    1978 キャンプ・デービッドの合意により、中東の包括的和平とパレスチナ自治の枠組みが決定
    1979 イスラエル・エジプト平和条約調印
    ベギン首相とサダト大統領がノーベル平和賞を受賞
    1981 イスラエル空軍がイラクの原子炉を攻撃し、稼働を阻止
    1982 イスラエルの三段階によるシナイ半島からの撤退が完了
    ガリラヤ平和作戦により、パレスチナ解放機構(PLO)のテロリストをレバノンから駆逐
    1984 選挙後、挙国一致内閣(リクードと労働党)が成立
    モーセ作戦により、エチオピアからユダヤ人が移民
    1985 米国と自由貿易協定を調印
    1987 イスラエルの支配地域でインティファーダ(広範な暴力活動)が開始される
    1988 リクード政権が選挙に勝利
    1989

    イスラエルが4項目和平を提案
    旧ソ連からのユダヤ人の大量移民が始まる
    1991 湾岸戦争でイスラエルがイラクのスカッドミサイル攻撃を受ける
    マドリードで中東和平会議が召集される
    ソロモン作戦により、エチオピアからユダヤ人が空路で移民
    1992 中国及びインドと国交を樹立
    労働党のラビン政権が成立
    1993 イスラエルとPLO(パレスチナ人の代表として)、パレスチナ暫定自治の原則宣言に調印(オスロ合意)
    1994




    ガザ地区、エリコ地区におけるパレスチナ自治の実施
    バチカン市国と完全な国交を樹立
    モロッコ、チュニジアとの国交樹立により、利益代表部が設立される
    イスラエル・ヨルダン平和条約調印

    ラビン、ペレス、アラファトがノーベル平和賞を受賞

     

    1995 西岸とガザ地区でパレスチナ人の自治が拡大; パレスチナ評議会選挙
    ラビン首相が平和集会で暗殺される
    シモン・ペレスが首相になる
    1996 アラブ原理主義者による対イスラエルテロがエスカレート
    「怒りの葡萄作戦」により、ヒズボラによる北イスラエルへのテロ攻撃に対処
    オマーンとカタールに通商代表事務所を設立
    ビンヤミン・ネタニヤフが首相に選出され、リクード率いる連合政権を樹立
    オマーンの貿易事務所がテルアビブに開設される
    1997 イスラエルとパレスチナ自治政府がヘブロン・プロトコルに調印

    1998

     

     

    イスラエルが建国50周年を迎える
    暫定合意の実施促進に向け、イスラエルとPLOがワイリバー覚書を調印
    1999 エフード・バラク(左派の「1つのイスラエル党」)が首相に選出され、連合政権を樹立
    イスラエルとPLOが「シャルム・エル・シェイク覚書」に調印
    2000 教皇ヨハネ・パウロ2世がイスラエル訪問
    イスラエル、南レバノンの安全保障地帯から撤退
    イスラエルが国連の西欧グループその他のグループへの加入を認められる
    暴力行為の再発(第二次インティファーダ)、バラク首相が辞任
    2001

    アリエル・シャロン(リクード)が首相に選出され、挙国一致内閣を結成
    シャルム・エル・シェイク事実調査委員会報告(ミッチェル報告)発行
    パレスチナ・イスラエル安全保障実施作業計画(テネット作業計画)が提案される
    観光相のレハブアム
    ・ゼエビがパレスチナ人テロリストに暗殺される

    2002

    イスラエル、パレスチナ人テロリストによる大量攻撃に対して、「守りの盾作戦」を開始
    イスラエルが、西岸テロリストによるイスラエル市民の殺戮を防止するために反テロ防御フェンスの建設を始める
    シャロン首相が国会を解散、2003年1月23日に新総選挙の実施を呼びかける

    2003

    シャロン首相、右派中道連合政権を樹立
    イスラエルが「ロードマップ」を受諾

    2005

    イスラエルが撤退計画を実施し、ガザ地区から全面撤退

    2006

    シャロン首相が脳卒中に倒れた後、エフード・オルメルトが首相代行に就任
    328日の選挙を経て、オルメルトがカディーマ党の新政権を樹立
    イスラエル兵士の拉致事件を受けて、イスラエルがパレスチナ人テロリストに対する軍事作戦を実行
    第二次レバノン戦争において、イスラエルが南レバノンのヒズボラのテロリストに対する軍事作戦を実行

    2007

    シモン・ペレスが国会で大統領に選出される
    イスラエル、ハマスによるガザ地区の暴力的占領を受けて、ガザを「敵地」と宣言

     

     

    2008

    イスラエル建国60周年
    イスラエルがガザ地区から打ち込まれた10000発以上のロケット砲・迫撃砲に対して、ガザ作戦(キャスト・レッド作戦)を実行

    2009

    2009年2月の総選挙でビンヤミン・ネタニヤフが首相に選ばれ、挙国一致内閣を樹立。
    テルアビブ市の市制100周年

    2010

    イスラエルが経済協力開発機構(OECD)に加盟

     

    ​​​​​
     
  •