3月11日に発生しました「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)」で被災をされた皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、現在も避難生活を余儀なくされておられる方々のご無事と、一刻も早い生活再建をお祈りいたします。
震災以降、イスラエルは東北地方の救援と復興のため、医療団を被災地に派遣した最初の国となり、その後も農業復旧のための援助、心のケアの専門家の派遣など、官民を超えた支援を続けています。
東日本震災が発生して2週間後の3月27日、被災地を支援するためイスラエル政府より派遣された約60名の通訳を含む医療スタッフ、および支援物資を載せた2台のチャーター機が、成田空港に到着しました。医療団は津波によって町内の医療施設がすべて壊滅した宮城県の南三陸町に仮設診療所を設営、4月10日までのおよそ2週間、各専門科による地域医療や往診を提供し、撤収にあたっては引き続き地元の医師の方々に医療機材を利用いただけるよう、レントゲン機器などの寄贈を行いました。
政府によって派遣された医療団の他にも、民間医療NGOによる医薬品の寄贈、また心のケアを行う専門家、個人ボランティアが来日し、継続的に被災地への支援を行っています。
11月26日、宮城県亘理町で 来日した人形セラピー専門家の説明のあと、PTSDなどのケアに使われるセラピー用の人形「ヒブキ」と遊ぶ子どもたち
ネタフィム社開発の水耕栽培集中管理システムを、これまでに宮城県岩沼市、多賀城市、亘理町、山元町、七ヶ浜町、福島県などに寄贈し、津波による塩害等により休耕を余儀なくされている農家の方々にお役立ていただけるようお願いしています。