文化部メールマガジン 2020年1月

文化部メールマガジン 2020年1月

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    イスラエル関係文化事業案内(2020122日)

    平素よりイスラエルの文化事業にご理解・ご協力いただき誠に有難うございます。

     

    「サロン・デュ・ショコラ 2020」に今年もイカ・チョコレートが出店

    Ika Cohen’s “IKA CHOCOLATE” returns to Salon du Chocolat

     

    国内最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2020」。
    東京では第18回目、パリでは25周年を迎え、2020年のテーマは“出会い”。チョコレートの作り手の創造力を刺激するような素材や人との“出会い”から生み出した、個性豊かなチョコレートが勢揃いする。
    イスラエルからは昨年初参加を果たしたショコラティエールのイカ・コーエン「イカ・チョコレート」が昨年の反響に応え今年も出店。本人も来日予定。彼女の今回のテーマは「水」「風」「火」「土」。これら4つの要素にインスパイアされ、死海の塩やスパイスなど、イスラエルならではの素材を活かした美味・美麗かつ独特な作品。今のところサロン・デュ・ショコラでしか出会えないので、この貴重な機会に是非。
     
    日時:127日(月)~22日(日)各日午前10時~午後8
    会場:新宿NS ビル 地階 イベントホール(東京都庁舎隣り)東京都新宿区西新宿2-4-1
    公式サイト:http://www.salon-du-chocolat.jp/

     

              カラフルなパッケージも魅力

    イカ・コーエン Ika Cohen
    イスラエルで生まれ育ち、ジャン=シャルル・ロシュ―が率いていたミッシェル・ショーダンや、さまざまなショコラティエのもとで経験を積む。2011年に自身の工房とブティック『IKA CHOCOLATE』をテルアビブにオープン。中東の要素を取り入れた、創造的で革新的なショコラづくりに定評があり、インターナショナルチョコレートアワードで2014年から3年連続受賞。2017年にはC.C.C.の外国人部門にてゴールドを受賞、2018年のC.C.C.では外国人部門のアワード受賞するなど、世界で幅広く実力が評価されている。昨年「サロン・デュ・ショコラ」へ初出店。
     

    Index

    1. インバル・ピント演出「ねじまき鳥クロニクル」
         Haruki Murakami’s “The Wind-Up Bird Chronicle” directed by Inbal Pinto
    2. 武庫川女子大学にてGagaスペシャルワークショップ
         GAGA Special WS at Mukogawa Women’s University
    3. イディッシュ音楽の催しYiddish Academy and Concerts 
    4. 新刊紹介 New books
     
    Contents
     

    1. インバル・ピント演出・振付・美術「ねじまき鳥クロニクル

    Haruki Murakami’s “The Wind-Up Bird Chronicle” directed

    by Inbal Pinto 

     
     


    村上春樹が世界で評価されるきっかけとなった代表的長編『ねじまき鳥クロニクル』。
    この舞台を創り上げるのは、イスラエルの奇才インバル・ピントと気鋭のアミール・クリガー、日本の演劇界に新しい風を送り続ける藤田貴大、そして独自の音楽世界を持つ大友良英。芝居、コンテンポラリーダンス、音楽が見事に融合し、既成ジャンルを打ち壊す独創的な空間が立ち現れる。
     
    演出・美術・振付のインバル・ピントは、日本ではミュージカル「100万回生きたねこ」や百鬼オペラ「羅生門」を手掛け、高い評価を受けた。彼女は原作の世界をファンタスティックに描き、唯一無二の舞台空間を生み出して日本の演劇界に大きなインパクトを与えたことは記憶に新しい。今年、作家デビュー40周年を迎えた村上春樹の作品群の中でも、きわめて重要な意味を持つと言われる長編『ねじまき鳥クロニクル』。その深い迷宮のような世界が、時代の先端を疾走するエッジの効いた表現者たちの手によって、どのように舞台の空間に浮かび上がるのか。村上ワールドの新たな演劇表現への期待が高まっている。
     
    日時:211(火・祝)31()
    場:東京芸術劇場プレイハウス (東京都豊島区西池袋1-8-1
    金:S11,000 サイドシー8,500 Yシート2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書)U-25(25歳以下当日引換券)6,500円(税込)未就学児入場不可
    予約:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949 10:0018:00(平日)/ 10:0013:00(土)/ 定休日(日・祝)
    公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/nejimaki2020/
     

    2. 武庫川女子大学にてGagaスペシャルワークショップ

    GAGA Special WS at Mukogawa Women’s University

     
     


     
    バットシェバ舞踊団の芸術監督オハッド・ナハリンが考案したムーヴメント・ランゲージ「Gaga(ガガ)」と、ナハリンのレパートリーを、元バットシェバ・アンサンブルのメンバーであり、今話題のイスラエルのダンスカンパニL-E-V Dance Company に所属する柿崎茉莉子氏が直接指導柿崎は、その身体能力の高さから、ダンスだけにはとどまらず、CM, MV, 写真や映像、モデルなどにも活躍の場を広げ、昨年はDiorのダンサーとしてパリコレにも出演(2018)
    ジャンルを問わず、ダンス経験のある方、この機会に是非彼女から新しい感覚を体験してみてください。
     
    日時:(各日定員30名)
    2/7(金)Gaga Dancer / 17:00-18:15   Naharin レパートリー/ 18:30-200
    2/8(土)Gaga Dancer / 10:00-11:15   Naharin レパートリー/ 11:30-13:00
    2/9(日)Gaga Dancer / 10:00-11:15  Naharin レパートリー/ 11:30-13:00
     
    場所  : 武庫川女子大学中央キャンパス第1体育館3階ダンス室
    料金:3日連続受講17000/学生15000/ 1日受講6000
    対象:ダンス経験者/ 16歳以上(ダンスの種類は問いません)
    申込み:gagajapan2020@gmail.com ①名前、②年齢、③参加希望日(3日連続受講or1日受講希望日)④簡単なダンス経歴、⑤連絡先(メールアドレス/お電話番号)
     

    3. イディッシュ音楽の催し 

    Yiddish Academy and Concerts



    第2回 イディッシュ音楽特別演奏会 in 京都 Yiddish Music Special Concert in Kyoto 2020
    現代のイディッシュ音楽界を代表する世界的演奏家と舞踏家が来日、世界最高峰のイディッシュ音楽(クレズマー音楽、イディッシュ民謡、イディッシュダンス)の演奏会。
     
    日時:218日(火)18:3020:30 (18:00開場)
    会場:「ナムホール」京都市左京区・岡崎神社前Tel:075-741-8576
    料金:一般前売り4,000円、当日4,500円、学生(大学生以下)2,500円、障がい者割引2,500円、小学生以下無料(保護者同伴時)定員50
    出演:アラン・バーン(ピアノ、アコーディオン)、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン)、スヴェータ・クンディッシュ(イディッシュ民謡、ユダヤ教聖歌)、吉田 佐由美(イディッシュ・ダンス)、新倉瞳(チェロ)、樋上 千寿(司会・クラリネット)
    予約:樋上千寿 ycra0916@gmail.com  TEL/FAX: 075-464-3047, 070-6682-4691
     
     
    4 東欧ユダヤ音楽ワークショップ Yiddish Academy Tokyo 2020
    クレズマー音楽、イディッシュ民謡、イディッシュダンスのワークショップ。各ジャンルで世界の第一線で活躍するアーティストらが来日。体系的な知識と実際の演奏や演技に触れることを通して、あらゆる側面からこの音楽文化の本質に迫る。
     
    日時:220日(木)~23日(日)11:0018:00
    会場:ギャラリーX(カイ) 東京墨田区両国2-10-14両国シティコア2F 
    参加費:18,000円(全日参加の場合)、学生(中高生・学部生・大学院生)12,000円 ※一日単位で参加の場合、5,000円/日、学生3,000円/日 
    聴講生」「社会人学生」は「一般」でのご参加となります。
    招聘講師:アラン・バーン(ピアノ、アコーディオン)、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、イディッシュダンス)、スヴェータ・クンディッシュ(イディッシュ民謡、ユダヤ教聖歌)、吉田 佐由美(イディッシュダンス)統括:樋上 千寿(京都造形芸術大学)
    対象:プロ・アマ演奏家、歌手、舞踏家、俳優、演出家、研究者、ほか関心のある方どなたでも 講義は英語または日本語。英語の場合は日本語通訳が付く。
    予約:樋上千寿 ycra0916@gmail.com  TEL/ FAX: 075-464-3047, 070-6682-4691
     
     
    13回東欧ユダヤ音楽クレズマー演奏会 シャガールが愛した、故郷の旋律  vol.13 Yiddish Music Concert vol.13
    18世紀中頃から東欧のユダヤ人共同体「シュテットル」で親しまれ、幾世代にもわたって継承され続けてきたイディッシュ音楽を、最新の研究成果を交えてご紹介するオルケステル・ドレイデルのステージ。
     
    日時:224日(月・祝)15:0018:00 (14:30開場)
    会場:シアターX(カイ) 
    料金:¥1,000、高校生¥500
    出演:オルケステル・ドレイデル=樋上千寿(クラリネット、解説)、三代真理子(ピアノ、アコーディオン)、濱島亮太(フルート)、ほか有志のみなさん
    特別出演:アラン・バーン(ピアノ、アコーディオン)、マーク・コヴナツキー(ヴァイオリン、イディッシュダンス)、スヴェータ・クンディッシュ(イディッシュ民謡、ユダヤ教聖歌)、吉田 佐由美(イディッシュダンス)、新倉瞳(チェロ)
    予約:シアターX TEL:03-5624-1181 info@theaterx.jp
     
    詳細:https://ycra.themedia.jp/pages/923827/page_201603171106
     

    4. 新刊紹介 (1)

    「ピッツエリア・カミカゼ」PIZZERIA KAMIKAZE

    エトガル・ケレット 著、アサフ・ハヌカ 絵、母袋夏生 訳、河出書房新社 , 2900円+税 
    by Etgar Keret & Asaf Hanuka
     
    エトガル・ケレット中篇代表作「クネレルのサマーキャンプ」を原作としたグラフィックノベル。自殺者だけが集まる世界で始まる男女3人の世にも奇妙なロード・トリップ。自殺者が集まる世界でかつての恋人を探すハイムは、「意味のない奇跡」に満ちたサマーキャンプにたどり着く。世界40か国以上で翻訳されている人気作家エトガル・ケレットと国際漫画大賞受賞者アサフ・ハヌカの夢のコラボレーション。
     
    エトガル・ケレット Etgar Keret
    1967年テルアビブ生まれ。両親はともにホロコーストの体験者。兵役中に小説を書き始め、短篇集『パイプライン』(1992)でデビュー。短篇集『キッシンジャーが恋してく』(1994)で英語圏でも人気を集め、『突然ノックの音が』(2010)はフランク・オコナー国際短篇賞の最終候補となる。ほかに短篇集『アニフ』(02)、『銀河の果ての落とし穴』(18)、エッセイ集『あの素晴らしき七年』など。作品はこれまでに世界40か国以上で翻訳され、19年にはイスラエル最高の文学賞サピール賞を受賞。絵本やグラフィック・ノベルの原作を執筆するほか、映像作家としても活躍。2007年には『ジェリーフィッシュ』で妻のシーラ・ゲフェンとともにカンヌ映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞。
     
    アサフ・ハヌカ Asaf Hanuka
    1974年生まれ。フランス・リヨンのエミール・コール美術学校でマンガを学ぶ。商業イラストレーションや、アニメーション映画『戦場でワルツを』の作画を手がけるほか、ケレットとのコラボレーションも多数。自伝的コミック『Realist』、『The Divine(トメル・ハヌカ、ボアズ・ラヴィーと共同製作。2016年国際漫画大賞受賞)など。アイズナー賞受賞。
     
    詳細:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207841/
     

    4. 新刊紹介 (2)

    21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 “21 Lessons”

    ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳、河出書房新社、2400円+税  by Yuval Noah Harari
     
    著作累計世界2000万部突破のユヴァル・ノア・ハラリ最新刊、待望の発売!
    『サピエンス全史』で人類の「過去」を、『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人が、第3作『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う。いま、何が起きているのか? そして、あなたはどう生きるか―?
     
    ユヴァル・ノア・ハラリ Yuval Noah Harari
    歴史学者、哲学者。1976年ハイファ生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2018年のダボス会議での基調講演など、世界中の聴衆に向けて講義や講演も行う。著書『サピエンス全史』『ホモ・デウス』そして『21 Lessons』は、世界的なベストセラーとなっている
     
    詳細:http://www.kawade.co.jp/21lessons/
     

    4. 新刊紹介 (3)

    「ふたりの約束 アウシュヴィッツの3つの金貨」 “Promise”

    プニーナ・ツヴィ、マーギー・ウォルフ 著 イザベル・カーディナル 絵 金原瑞人 訳、西村書店 ★20201月下旬 1,600円+税 by Pnina Bat Zvi & Margie Wolf
     
    勇気と知恵で生きのびた姉妹の実話。両親から3枚の金貨をわたされた姉のトビーは、どんなことがあっても、ぜったいに妹のレイチェルといっしょにいることを約束します。ナチスは両親を連れ去り、姉妹はアウシュヴィッツ強制収容所に送られます。そこではおそろしい危険が待ち構えていました。友だちといっしょにつらい労働に耐えながらも、希望を胸に生きる日々。ところがある日、レイチェルは病にたおれ、連れていかれてしまいます。トビーは死を覚悟して妹を助けようとしますが……。勇敢な姉妹の感動の実話。
    NPO 法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子氏が解説を執筆。読者対象:小学校4年生以上。
     
    プニーナ・ツヴィ Pnina Bat Zvi
    テルアビブを拠点に活動しているジャーナリスト、ラジオホスト。本書の主人公であるレイチェルの娘。
     
    マーギー・ウォルフ Margie Wolf
    カナダのトロントにある、児童書や一般書を刊行する出版社セカンド・ストーリー・プレス社を経営している。本書の主人公であるトビーの娘。
     
    詳細:http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/14652