ミュンヘン・オリンピック虐殺事件犠牲者公式追悼式典の開催

ミュンヘン・オリンピック虐殺事件犠牲者公式追悼式典の開催

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    ​1972 年のミュンヘンオリンピック中に虐殺された11人のイスラエル人犠牲者の公式追悼式典が、イスラエルオリンピック委員会の協力のもと、駐日イスラエル大使公邸にて開催されました。 

    小池百合子 東京都知事、トーマス・バッハ IOC 会長、丸川珠代 東京オリンピック・パラリンピッ ク競技大会担当大臣、橋本聖子 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長、國場幸之助 外務大臣政務官にご参列を賜りました。
     
    式典では、犠牲者のフェンシングコーチ、故・アンドレイ・スピッツァー氏の未亡人であるアンキー・ スピッツァー氏と、重量挙げの故・ヨセフ・ロマノ氏の未亡人であるイラナ・ロマノ氏が、小池百合子 知事、トーマス・バッハ会長、イガル・カルミ イスラエルオリンピック委員会会長、ヤッファ・ベン・ア リ駐日イスラエル大使と共にスピーチを行いました。 また、ヒリ・トロッペル イスラエル文化・スポーツ大臣もビデオメッセージで挨拶を寄せました。 

    ヤッファ・ベンアリ 駐日イスラエル大使: 
    「ミュンヘンオリンピック開催中に、パレスチナ人テロリストに惨殺されたイスラエル人アスリートたちのご遺族に、心よりお悔やみ申し上げます。このトラウマとなるような悲劇は、常に私たちの国 の記憶に刻まれています。東京2020の開会式に於いて、初めてイスラエルの犠牲者を追悼し、 本日ここにお集まりくださった日本からの支援は、まさにイスラエルと日本の強い絆を反映したも のです。」 

    小池百合子 東京都知事:  
    「平和の祭典であるオリンピック期間中に、11名のイスラエル選手団の尊い命が犠牲となったこと、謹んで哀悼の誠を捧げます。オリンピック憲章では、平和な社会の推進が謳われています。東京2020大会を成功させ、希望溢れる未来を切り拓くことで、東京から世界に発信する平和のメッセージとしてまいります。」 


    式典においては、著名な日本人ヴァイオリニストで、ユネスコ平和芸術家でもある二村英仁氏、オ リンピック・パラリンピック今大会のイスラエルの「ありがとうホストタウン」である宮城県亘理町の NPO 法人「セリアの会」が率いる合唱団が演奏を披露しました。