来日中のアイェレット・シャケッド 法務大臣は11月12日(日)、イスラエルの大臣として初めて福井県敦賀市を訪問し、「人道の港・敦賀ムゼウム」を見学しました。
「人道の港・敦賀ムゼウム」は、ホロコーストを逃れて日本へたどり着いたユダヤ人たちが最初に降り立った港、福井県の敦賀港に面して立つ記念館です。
訪問では、山田 賢一 福井県副知事と会談したほか、渕上 隆信 敦賀市長に館内をご案内いただきました。
シャケッド法務大臣はスピーチにおいて「第二次大戦中、杉原 千畝氏が発給したビザによって救われたユダヤ人は約6千人にも上ると聞いています。ここに立っていますと、あの時代に確かに生きていた、ユダヤ人の小さな男の子の姿が目に浮かんできます。迎え入れてくれた敦賀の人々の優しい笑顔、心の込もった食事、久しぶりの温かいお風呂。そのようなすべてのことが、どんなにか彼の心をほぐし、安心させたでしょう。厳しい時代において、ユダヤ難民に対して門戸を開いてくださった敦賀の皆様へ、イスラエル国民を代表して感謝申し上げます。」と述べました。
渕上 隆信 敦賀市長と
メッセージを記すシャケッド法務大臣 (写真中央)、サヴィオン=ヴァイダーゴルン公使 (写真左)