11月28日-29日の二日間にわたり、ルツ・カハノフ大使が着任後初となる
宮城県・福島県の訪問を行いました。
常々からの「一日も早く東北を訪問し、震災からの復興に励む地元の皆さんにお会いしたい」
という大使の希望が実現した形となり、震災直後にイスラエル医療団が活動した南三陸町のほか、栗原市、仙台市、福島市を訪れました。
仙台市においては、29日(金)イスラエルの小学校との「折り紙交流」の導入を進めている
仙台白百合学園小学校を視察、生徒たちと挨拶を交わしました。
また、すべての生徒が3年生からバイオリンのレッスンを受けるという
同校の弦楽アンサンブルから歓迎の演奏で迎えられ、大使も大きな拍手を送った後、
団員に「毎日どれくらい練習していますか」などと質問していました。
最後に、仙台白百合学園小学校の児童のみなさんと記念撮影。
宮城・福島訪問を終えて
この度、被災された地域を実際に訪問できた事に大きな意義を感じています。
壊滅的な被害状況を見聞きし、大きなショックを受けるとともに、復興に向かう人々の勇敢さ、温かさに胸がいっぱいになりました。
今回の訪問では、イスラエルの心はいつも日本の皆さんと一緒にあるということをお伝えし、また3月11日の大震災後、イスラエル医療チームの派遣時より始まった、イスラエルと東北の新しい協力関係をより一層強力なものにしていきたいとの思いを再認識いたしました。
また、福島県への訪問ではかの地の雄大な自然の美しさに感動し、純白の雪が山を覆うころ家族と共に再来したいと感じています。
旅のアルバム
津波により壊滅的被害を受け、骨組みだけになってしまった宮城県南三陸町の
防災対策庁舎に花を手向ける大使。
震災直後にイスラエルから医療団が派遣された宮城県南三陸町。その新しい繋がりを記念して、今年1月にイスラエルを代表する彫刻家であるダビッド・スザナ氏より真鍮製の彫刻作品が寄贈されました。
彫刻の前で、佐藤 仁 南三陸町長と記念撮影。
奥山 恵美子 仙台市長と。
佐藤 勇 栗原市長と。佐藤市長は60年代にイスラエルのキブツでボランティアされた経験を
お持ちで、キブツ滞在時の思い出話に花が咲きました。
イスラエル・ネタフィム社製の点滴灌水システム栽培キットを使って収穫したトマトを試食する
佐藤 雄平 福島県知事(写真右)と大使。