※3月15日追記
シェヒトマン教授の一般公開講演が、3月29日(木)に中央大学主催で行われます。
詳しくは こちら をご覧ください。
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日本学術振興会が主催する「HOPEミーティング」は、アジア・太平洋地域から選抜された優秀な大学院生が、ノーベル賞受賞者などの世界の知のフロンティアを開拓した人々との対話、共同研究を通じて、将来地域の科学研究を担う研究者として飛躍する機会を提供する事業です。
第4回目の開催となる今回は、つくば市・国際会議場を会場に、昨年度ノーベル化学賞を受賞したテクニオン大学のダン・シェヒトマン教授がゲストスピーカーの一人として招かれ、3月8日(木)の午前に、およそ1時間半の講演を行いました。
講演の中では、受賞理由となった「準結晶」の発見に至った経緯と、それまでの常識を覆すものとして世界の偉大な化学者たちの反対を受けた経験、それでも曲げることのなかった信念について語り、自分自身を例に、若い研究者たちにも真実のため批判を恐れず理論と研究を貫くことを勧め、聴講した学生たちから大きな拍手を受けました。
なおシェヒトマン教授は、HOPEミーティングの期間中、他に学生たちとのディスカッションや、科学に関心を持つ高校生との交流会にも参加する予定です。