4月25日(水)、「サン・レモ決議」の92回目の記念日は、今年イスラエルの64回目の独立記念日、そしてイスラエル・日本の外交関係樹立60周年と重なりました。日本は、このイスラエル建国への重要な下地を作った1920年4月25日のサン・レモ会議に代表を派遣し、署名した4カ国のうちの1カ国でした。
上記の記念すべき3件が重なった当日、日本国国会において、参議院のツルネン・マルテイ議員のご協力のもと、サンレモ会議を歴史的に回顧するセミナーが行われました。開会の挨拶は、European Coalition for Israel の創設者であり代表を務めるトーマス・ザンデル氏が行い、その中でイスラエルとパレスチナの持続可能な平和構築は、交渉、歴史的事実の検証、そして国際法に基づいてなされるべきと述べました。また、続いて行われたジャクエス・ガウアー法学博士による基調講演では、博士自身の長年の調査に基づき、サンレモ決議の法的卓見性について語られました(同じ内容の講演は、以下のサイトで動画を視聴できます http://www.givepeaceachance.info/ )。
尚偶然ながら、セミナー開催前日、国会図書館においてサンレモ会議に係る日本語オリジナル文書が発見され、文書はセミナーの場で参加者に公開されました。