Passover2012

ペサハ(過越祭)おめでとうございます

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    今年2012年の過越祭(ペサハ)は、西暦の46日(金)の日没から始まります。

     
    過越祭(ペサハ・英語Passover)は春に祝われ、ユダヤ暦ニサン月15日より始まります。過越祭はユダヤ民族の出エジプトの故事(およそ紀元前13世紀)と奴隷の身分からの解放を祝うもので、「自由」はこの祝日の主要なテーマとなっています。
     
    過越祭を迎える準備は当日よりずっと前から始まり、家庭や商業施設では、聖書の出エジプト記121520節の定めに従って、過越祭の期間中に食することが禁じられているイースト(酵母)およびそれを含む全てのものを事前に清掃し除去します。過越祭前日は、儀式的に禁忌の食物(ハメツ)を燃やす習慣など、祝日を迎えるための様々な儀式に費やされます。
     
    過越祭の夜には、「セデル」と呼ばれる集まりが家庭や集会所で持たれ、その祝いの食事には、親族皆が集まります。参加者は一緒に「ハガダー」を詠唱し、伝統的な食事、特に「マッツァ」と呼ばれる種無しパンを楽しみます。初日以降の期間は、他の祭日と同じような過ごし方をします。
     
    世俗的な人々の間では、過越し祭の儀式は農業の収穫を祝う意味も含まれ、イスラエル国内の各キブツではそれに基づくお祝いも行われています。過越祭は自由の祭りであり、最初に熟した穀物の収穫の日でもあります。過越祭は、最初の祝日ののち、5日間半分が聖日、半分が平日という日が続き、その間は祈りとレジャーに当てられ、最後また祝日で締めくくられます。
     
    良い過越祭をお過ごしください。Hag Sameach !
     
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