Minister Akunis Visit

イスラエル科学技術・宇宙相アクニス氏と使節団が来日

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    322日から25日、オフィール・アクニス科学技術・宇宙大臣が科学技術・宇宙省高官と大学技術移転室・企業代表と共に来日しました。
     
    1994年に日イスラエル科学技術協力協定が署名された両国では、これまでに様々な協力活動行われています。資源に乏しく、高い技術力、勤勉な国民性と教養のある人材など、共通点の多い両国―2017年、国交樹立65周年を迎える中、研究分野・領域拡大への期待が高まります。
     
    アクニス大臣と使節団は、鶴保 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策)(見出し写真 写真提供:内閣府)、また水落文部科学副大臣をそれぞれ表敬訪問し、これまで育んできた両国の科学技術研究分野での良好な協力関係への感謝と共に、さらなる相互協力の発展への可能性と期待を表明しました(写真2)。また、内閣府の久間 総合科学技術・イノベーション会議有識者議員を訪れ、日本の第5期科学技術基本計画と内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」及び「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」について説明を受け、活発な意見交換を行いました(写真3)。
     
    そして、昨年イスラエルのベングリオン空港出発ホールで展示されていたイスラエル発科学技術の歴史パネル展が科学技術・宇宙省によって、『Israeli Discoveries and Developments that Influenced the World(世界に影響をもたらしたイスラエルの発見・開発)』として出版されました。この本は歓迎への感謝として、アクニス大臣により各訪問先に寄贈されました。
    (オンライン版はこちら→ http://ex.most.gov.il/en/
     
    写真2 (写真提供:文部科学省)

    写真3 (写真提供:内閣府)
     
     
    <その他の訪問先>
    富士通ショールーム「netCommunityで日本の先端技術を視察。 (写真提供:FUJITSU Ltd)
     
     
    ・産業技術総合研究所(略称産総研) (写真提供:産総研)
    科学技術省初となる産総研では、中鉢理事長と安永理事を訪問しサイエンススクエアを視察。基礎研究から産業技術への技術移転が焦点となりました。
     
     
    JAXA筑波宇宙センター (写真提供:JAXA)
    奥村理事長への表敬と共に宇宙センターを視察。国際宇宙ステーション(ISS)に115日間滞在した大西宇宙飛行士から実体験や日本実験棟「きぼう」の行う活動などを聞きました。




    ・理化学研究所(略称 理研) (写真提供:理化学研究所)
    ワイツマン科学研究所と包括的な協力関係にある理研を訪問し、脳科学総合研究センターおよびスーパーコンピュータ「Shoubu(菖蒲)」を視察しました。




    ・日本科学未来館(略称 MIRAIKAN(写真提供:日本科学未来館)
    毛利館長がMIRAIKANのコンセプトを説明、GEO-COSMOSASIMOのデモンストレーションを見学、さらに、大臣自らパーソナルモビリティ「UNI-CUB」を試乗しました。
     


    科学技術振興機構(略称JST
    イスラエル科学技術・宇宙省の長年のパートナーでもあるJSTでは、ペレツ・ヴァザン科学技術・宇宙省次官他が白木澤理事と後藤理事を訪問。JSTとは2009年から続く共同研究支援プログラムで現在19件のプロジェクトを支援―現在、ICT分野で行われている共同研究支援は、次回公募に向けて準備が進んでいます。
    ·         現在推進するICT分野共同研究支援(SICORP):http://www.jst.go.jp/inter/sicorp/country/israel.html
    ·         これまでの生命科学分野共同研究支援(SICP):http://www.jst.go.jp/inter/sicp/country/israel.html
     
    日本学術振興会(略称JSPS
    HOPEミーティングにイスラエルを含む各国からのノーベル賞受賞者を、また、同国大学から若き研究者を招聘しているJSPSの安西理事長を訪問しました。2017年度からは、二国間交流事業のもとイスラエル科学財団との共同研究の支援が始まっています。(https://www.jsps.go.jp/j-bilat/semina/gaiyou.html)