1943年、ポーランドのワルシャワゲットー蜂起(ナチス・ドイツの圧政に対してユダヤ人が初めて武器をとって抵抗した武装蜂起)が起こった時期を起源とし、ホロコーストにおけるユダヤ人大虐殺を追悼する日である「ヨム・ハ・ショア(イスラエルにおけるホロコーストメモリアルデー)」。
この日を前に、4月14日(火)、広島県福山市のホロコースト記念館で追悼セレモニーが行われ、ペレグ・レヴィ公使、フィリップ・R・ローゼンフェルド日本ユダヤ教団会長が参列しました。
式典では、600万の犠牲者のための祈りを捧げた後、
・子どもを抱いて死んだ母親達のため
・家族から離された父親、母親達のため
・子どもたち、青年達のため
・仲間達を救うために犠牲となった殉教者達のため
・学者、先生、ラビ達のため
・抵抗した英雄達のため
を思い、全部で6本のろうそくが灯されました。
この記念館は1995年、戦後50年の節目の年(アウシュビッツ収容所解放50年、またアンネ・フランク没後50年の年)に開館した、ホロコーストを記録する日本で最初につくられた子供たちの学びの場です。
以来、日本各地700校以上の学校から子どもたちが訪問し、平和の学びがなされてきました。
また2007年10月には、さらに多くの人々がホロコーストの歴史をより具体的に知り、触れることができる新ホロコースト記念館が開館しました。
ろうそくに炎が灯すレヴィ公使
参列したみなさんと最後に記念撮影