(独立行政法人 科学技術振興機構 ウェブサイトより転載)
平成25年度 日本-イスラエル研究交流課題募集のお知らせ
独立行政法人 科学技術振興機構(以下、「JST」という)では、研究者の国際的な交流を推進する「戦略的国際科学技術協力推進事業」を実施しております。
このたび、本事業で、イスラエル科学技術省(Israeli Ministry of Science and Technology、通称MOST)と共同で、「高齢化に伴う神経・精神疾患」に関する日イスラエルの研究交流課題の支援を行うことになり、以下のとおり、日本とイスラエルの研究者による研究交流課題を募集します。
■ 概要
本研究交流は、政府間合意に基づき、日本-イスラエル両国間において、研究交流を実施することにより、我が国の科学技術の将来の発展に資することを目的としています。
JSTでは、「ライフサイエンス」分野につき協力を実施するとの文部科学省からの通知を受け、平成21年度以降、同分野での公募を3回にわたり実施しました。平成24年5月、両国間の協力継続について政府間合意がなされたことに基づいて、「ライフサイエンス」分野で協力を実施するとの新たな通知が文部科学省から出されたことを受け、「高齢化に伴う神経・精神疾患」に関する研究交流課題の募集を行うことになりました。
採択された課題に対して、両機関が協力して、比較的小規模な共同研究(日本・イスラエル両国の研究者の派遣・招聘やシンポジウム・セミナー等の開催を含みます)を支援することを予定しています。
JSTでは、第四期科学技術基本計画に準拠した JST戦略プログラムパッケージ(*) の一環として、ライフイノベーションの推進に取り組んでおります。
現在、①高齢化社会における重要疾患に対する予防・診断・治療、②高齢者・障害者・患者のQOLをさらに向上させる医療機器、③ライフイノベーション創出を加速する基盤技術、に重点をおき、例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病等の神経疾患や統合失調症等の精神疾患への取組みでは、早期診断、進行阻害、症状改善の研究開発、画期的新薬開発に繋がる研究支援を積極的に行っています。
本公募「高齢化に伴う神経・精神疾患」においては、このパッケージに示される高齢化社会の要請を視野に入れ、イスラエル側が保有する研究技術等の強みを取り込んだ、優れた研究課題が提案されることを期待します。
■ 募集期間
平成25年7月2日(火)~同年9月2日(月)午後3時
■ 公募要領
公募要領(PDF形式:3.27MB)(募集要項は正として英文、参考に和文を付しています)
■ 支援の内容
研究交流課題が採択された場合、日本側研究者はJSTより3年間で最大2,250万円の委託研究費を受け取ることができます。
イスラエル側研究者は、MOSTより3年間で最大120万シュケルの研究費を受け取ることができます。詳しくは公募要領をご覧ください。
■ 申請方法
日本側研究者は、府省共通研究開発管理システムから申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。登録手続きに日数を要する場合がありますので、余裕をもって登録手続きをしてください。
本システムへは、
http://www.e-rad.go.jp/index.html よりアクセスできます。
申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から申請書類(Word形式:829KB)をダウンロードし、記入してください。
なお、日本側研究者にはJSTに、イスラエル側研究者にはMOSTに申請して頂きます。日本側研究者に合わせてイスラエル側研究者からMOSTに同様の申請がなされない場合は、審査の対象になりませんので、ご注意ください。
本事業応募用のe-Rad操作説明も併せてご活用ください。
(注)e-RadのWEB上での登録について
・研究目的:150字程度でお願いいたします。
・研究概要:800字程度でお願いいたします。
・申請様式:容量は10MBまででお願いいたします。
■ 本件に関するお問合せ先
独立行政法人 科学技術振興機構
国際科学技術部 事業実施担当 宮下、仲
TEL:03-5214-7375 FAX:03-5214-7379
E-mail:
sicpis@jst.go.jp