平素よりイスラエルへのご支援・ご協力をありがとうございます。
日本が重大な局面を向かえる中、全世界が新型コロナウイルスと闘い、打開の道を模索しています。
イスラエルのMedTech(医療技術)は、独創的精神と献身的スピリットで、ソリューションの可能性を今日も追い求め続けています。様々な情報がありとあらゆるところに溢れています。それらを精査し共有し貴重な国際コネクションを構築し、命を救うことへと繋げることが必要なのです。
皆さまが安全でありますように、またこの国際的危機を共に乗り越えていけるように助け合っていきましょう。
イスラエル大使館 文化科学技術担当官 アリエ・ロゼン
┌┬───────────────────────
│特別号│ 見えざる敵との闘い
└┴───────────────────────
/////////////
もくじ
1.対コロナウイルス・イノベーションシリーズ
~手洗い技術・人口咳・検査診断・人工呼吸器など
2.対コロナウイルス・ソリューション(インダストリー)
~当大使館経済部のウェブサイトで発信する総合情報
/////////////
【1.対コロナウイルス・イノベーションシリーズ】
科学技術部専用フェイスブックで毎日アップされる新型コロナ対策やテックソリューションから紹介します。
スマートシンクにコンピュータービジョン分析とIoT技術を導入し、より効果的な手洗いを可能にする、Soapy社のエコハイジーン・マイクロステーション。レストラン、病院、老人ホームやデイケアなど、シーンに合わせて水量や所要時間、石鹸・消毒液の配分をプログラムできます。Soapy社の抗ウイルス石鹸は、国立農業技術研究所の植物ウイルス学研究者と共に開発。土壌洗浄に使われるイスラエル産植物成分を使用して、コロナウイルスよりも強いウイルスを殺菌すると言います。
コロナウイルス拡散が中国で深刻になった際は、同社は中国・韓国など特に拡散が進む地域向けに価格を下げて提供しました。
イスラエル国外では、リベリア、ナイジェリア、アメリカ、インド、メキシコ、、エチオピアなどで需要があります。
→ israel21cの記事(2020.03.08掲載):
▼ CoughSync:「咳」で肺疾患に挑む
(開発者の一人べエリ医師が説明するビデオ(英語))
CoughSyncは、人工呼吸器機で治療を受ける肺疾患患者の気道から分泌液を自動的に除去します。新型コロナウイルスによる急性肺疾患にも有効とされています。
人工呼吸機の管にCoughSyncを接続すると、人間が自然に咳をするのと同じエアフローを自動的に作り出し咳を起こすことにより、肺疾患で苦しむ患者の気道にある分泌液を除去します。この咳により気管内チューブに排出された分泌液は、看護師が簡単に除去することができます。CoughSyncは、特にウイルス性肺炎や肺疾患者を多数治療しなければいけない状況などに効果的です。通常の吸引カテーテルによる方法と比較して、CoughSyncは以下のアドバンテージがあります:
・自動的に咳が気道をクリアにするため、看護師の作業時間を節約します。
・非侵襲的なため、出血や気道へのダメージがなく合併症を回避でき、人工呼吸機での治療期間を短縮します。
・自然の咳のように効果的に分泌液を除去できるため、患者さんがより早く人工呼吸器機から自立することができます。
CoughSyncはエルサレム市にあるALYN病院呼吸器リハビリテーション科長 べエリ医師のチームが開発し、北京にあるRuxin Medical Systemsが製造・販売しています。
→Alyn Hospital
→エルサレムポストの記事(2020.2.16掲載/英語):
▼ BATM 社:唾液で素早くウイルス検査
BATM Advanced Technologies 社は唾液から素早く診断できる検査キットを開発。検体を研究所に持ち込んでから結果が出るまでにかかる所要時間は25分と言い、大幅に時間が短縮されます。
現在、新型コロナウイルスの検査は、微量の検体を高感度で検出する方法で、Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)、略してPCR検査が行われています。検体が研究所に持ち込まれたから結果が出るまでの時間は、6時間、あるいは8時間ともとも言われています。少しでも効率的に検査ができることによって、感染拡大を抑えるイスラエル発検査キット。支社のあるイタリア ローマで生産されます。
→Israel Todayの記事()
▼ 実証済み!診療現場で素早く診断する機器を米国と共同開発
イスラエルのバルイラン大と米国MagBiosense社が、診療現場で素早く診断できる医療機器を共同開発。光学と磁性粒子の組み合わせた技術でテスト時間を約15分に短縮。100人分の唾液サンプルを迅速に診断することを可能にします。
▼ 医療現場で足りない!人工呼吸器を大量生産
新型コロナウイルスでは合併症の対応に人工呼吸器が欠かせません。イスラエル空軍、Microsoft Israel R&D、イヒロフメディカルセンター他が協力して人工呼吸器不足回避の方法を考案!オープンソース・低コストで、手動呼吸バルーンを応用し自動化させた人工呼吸器は1日100器など大量生産可能になります。イスラエルのみならず、世界中で今後予想される、あるいはすでに発生している人工呼吸器不足の回避に貢献できるように願っています。
▼ 命を救え!官軍民連携で人工呼吸器を製造
コロナウイルス対策でイスラエルでは、ミサイル製造ラインを改造して人工呼吸器を大量生産を開始しました。
イスラエル国防省(Israel Ministry of Defense)は、Israel Aerospace Industries (IAI) と医療機器メーカーのInovytec社と連携し、一日大量の人工呼吸器「Ventway Sparrow」を製造しています。初回生産では30器を保健省に納入。Inovytec社の「Ventway Sparrow」は大人も子供も使える人工呼吸器でイスラエル及び世界で流通しています。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。人工呼吸器や人工心肺装置の有無が生死の分かれ目となっています。イスラエル国内保有の人工呼吸器は2000器。輸入では追い付かず自国での製造で一人でも多くの命を救います。
▼ スマホアプリで感染防止対策!「HaMagen」
ヘブライ語で「盾」を意味するHaMagen(ハ・マゲン)は、イスラエル保健省が発表した、位置情報技術を使って既知のCOVID-19ケースの動きと比較して、過去14日以内にパスが交差したかどうか確認できるスマートフォンアプリです。5つの言語(ヘブライ語・アラビア語・英語・ロシア語・アマハラ語(エチオピア系)対応。すでに100万人以上がダウンロードしています。他にも声を認知してCOVID-19に感染したかを判断するアプリの開発など、様々な努力が続くイスラエルは、900万人の人口の10%がハイテク産業で働いています。スタートアップ企業もイノベーションでコロナウイルスと戦っています。
▼ホームホスピタルとは?
院内感染や医療従事者への感染を防止しつつ、安全に安心して診療するにはどんな方法があるでしょう。
テルアビブ市にあるシェバ病院の在宅入院部では、陽性患者へ「ホームホスピタルキット」をデリバリーして自宅での診療フォローを行なっています。キットに梱包されているのは、タブレットと Tyto Care 社の遠隔医療デバイス。体温・心拍を測ったり、カメラを使って喉を診察できるなど、オンライン診療を可能にする優れものです。
ビデオはホームホスピタルでの診療現場です(英語字幕付)。
【2.対コロナウイルス・ソリューション(インダストリー)】
当大使館経済部のウェブサイトで発信する対コロナソリューション総合情報です。
▼ HealthIL – CounterCorona: Harnssing Tech to Combat COVID
COVID-19を扱う保健組織が向き合う最も困難な課題と共にHealthIL*エコシステムがもたらすすべての機会を前面に押し出し、可能性のあるソリューションと一致させることを目指しすプラットフォーム(ライブアップデート)。
*イスラエルを代表するデジタルヘルスエコシステムであるHealthIL。現在新型コロナウイルスの流行に対処する医療機関のニーズと、テクノロジー企業およびスタートアップとを繋ぎ、COVID-19との闘いに全力を注ぎ、 グローバル規模でソリューションを潜在的に提供しています。
▼ 対コロナテクノロジーソリューションオンラインカタログ(6分野)
COVIT-19が蔓延し、世界中が非常事態に突入する中、人々の生活をサポートえるイスラエルのソルーションをご紹介する6分野のカタログです。(閲覧には表紙をクリック)
┌┬───────────────────────
│5│ お役立ち情報リンク
└┴───────────────────────
◆科学技術学術研究◇◆◇◆
駐日イスラエル大使館 科学技術部
情報ページ
FACEBOOK
イスラエル科学技術省(MOST)
科学技術振興機構(JST) イスラエル<各国との協力について>
日本学術振興会(JSPS) 二国間交流事業 共同研究・セミナー
◇産業R&D協力◆◇◆◇
イスラエル大使館経済部
イスラエル経済メルマガ(登録制・月数回配信)
イスラエル経産省
イスラエルイノベーションオーソリティ
MNCコラボレーションプログラム
◇スタートアップ◆◇◆◇
・イスラエル企業サーチ (Startup Nation Central)
・アカデミア系TTO・テクノロジーサーチ (Startup Nation Central Beta Academia)
◇QUESTION?◇◆◇◆
■─ ■──────────────────────────────
引き続きご理解・ご支援の程をよろしくお願い申し上げます。
駐日イスラエル大使館
科学技術部 (担当:小田)
〒102-0084 東京都千代田区二番町三番地
■─ ■──────────────────────────────