Hokkaido Visit

カハノフ大使夫妻 北海道訪問

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    7月2日~4日、カハノフ大使夫妻は就任後初となる北海道訪問を行いました。

    初日は、秋元 克広 札幌市長を表敬訪問し、札幌の景色の美しさ、空気の綺麗さに素晴らしい印象を持ったとお伝えしました。
    札幌市長からは、札幌とテルアビブは共に「ユネスコ創造都市ネットワーク」のメディア・アーツ部門に加盟しており、そのネットワークを活かして今後交流を拡大していければというお話をいただき、大使からは、表敬に先駆けて、彫刻家 イサム・ノグチ氏がデザインしたモエレ沼公園を訪問したこと、また同氏はイスラエル博物館の彫刻庭園も手がけたことをお話し、意外な共通点に話が弾みました。

    写真: 秋元 克広 札幌市長(写真左から二人目)と。会談後のプレゼント交換で笑顔がはじけます

     

    その後、北海道大学内に今年3月新設されたフード&メディカルイノベーション国際拠点を見学させていただき、国際学術交流を担当する 上田 一郎 北海道大学副学長とは今後の学生・研究者の交流についても懇談しました。


     写真:上田 一郎 北海道大学副学長と

     

    写真:札幌キリストの幕屋のみなさんと安息日の食事を共にしました。ゆかた姿の子どもたちの歓迎ににっこり

     

    二日目は、JA北海道中央会の飛田稔章会長、そして北海道知事公館へ高橋はるみ知事を表敬訪問し、特に農業分野におけるイスラエルとの経済・技術交流の可能性について意見交換をさせていただきました。

     写真:高橋 はるみ 北海道知事と。会談後のプレゼント交換では、アイヌ紋様の木彫りのお皿をいただきました

     

    午後、札幌芸術の森でイスラエルを代表する彫刻家ダニ・カラヴァンの作品について学芸員の方よりご説明をいただき、その後は北海道農業研究センター(国立研究開発法人)を訪れ、北海道の農業・酪農の現状、農業におけるICT技術の活用など興味深いお話を幅広くお伺いし、また試験圃場を見学させていただきました。大使からは「酪農やICT技術などの研究分野で両国が協力関係を築いていければ嬉しい」とお伝えしました。


    写真:北海道農業研究センターにて

     

    最終日には「先住民であるアイヌ民族について学びたい」という願いから白老・アイヌ民族博物館を訪問し、伝統的な家屋や古式舞踊を見学の後、竹でできている楽器・ムックリの演奏に挑戦しました。

     3日間という短い滞在でしたが、自然と共存する北海道の豊かな文化を感じられる、大変濃密な訪問となりました。

     

    写真:戸田 安彦 白老町長(写真下段左)、野本 正博 館長(下段右)、伝統衣装を身に着けた白老・アイヌ民族博物館のみなさんとの記念撮影