10. 新譜案内
『Alef Melody(アレフ・メロディー)』by Noam David(ノーム・ダヴィド) / 2018年6月6日発売 | UBCA-1061 | ¥2,315+tax
アヴィシャイ・コーエンのトリオを支えるドラマー、ノーム・ダヴィドのデビューアルバム。
ポリリズム、変拍子、民族的ビートを駆使して“ジャズの彼方 “を示す未来的な世界。現代ジャズ・シーンを牽引するベースの巨匠、アヴィシャイ・コーエンのトリオを支えるドラマー、ノーム・ダヴィドのデビューアルバム。
「コーエン門下」からはイスラエル・ジャズ・シーンの新星マーク・ジュリアナ(ds)、シャイ・マエストロ(p)達を始め鬼才が次々と巣立ち、世界的ムーブメントとなっているが、ノーム・ダヴィドもブルーノート東京などライブ・シーンでの活動が「天才ドラマーの出現」として大きな注目を浴び、新作が待たれてきた。今作にはアヴィシャイ・コーエン(b)自身が参加して超絶的なプレイで精緻なアンサンブルを構成するほか、同トリオのオムリ・モール(p)を含む4人のイスラエルの音楽家達がポリリズム、変拍子、民族的ビートを駆使して“ジャズの彼方 “を示す未来的な世界を展開している。遠くボブ・ディランやフランク・ザッパ達が切り開いた音楽の未来を予感させる衝撃的な新作となった。
『GILI YALO』by GILI YALO(ギリ・ヤロ) / 2017年12月6日発売|UBCA-1058|¥2,315+tax
イスラエル発エチオピア・ルーツ・ミュージックの新星、“GILI YALO(ギリ・ヤロ)”デビュー・アルバム【日本盤】が登場!
エチオピア系イスラエル人のギリ・ヤロは自身のバックグラウンドから、自分のルーツや、自分がどこからやってきたかを忘れない、というメッセージを世界中に発信したいという強い願いからアルバムの曲を書き始め、バルカン・ビート・ボックス、バターリング・トリオのベン・ヘンドレルや、今作のプロデューサー、ブーム・パムのウリ・ブラウネル・キンロトの協力のもと、多才なミュージシャンが集められこのソロ活動が始まった。
『Orbit(オービット)』Alice Phoebe Lou(アリス・フィービー・ルー) / 2018年7月7日発売 | DDCB-12358 | ¥2,315+tax
世界が注目する南アフリカ出身(現在はベルリンを拠点に活躍)シンガーソングライター、アリス・ フィービー ・ルー(Alice Phoebe Lou)。 日本デビュー決定! 7月には初の来日公演も決定!
ベルリンのストリートでライヴ演奏をしながらブルージーなフォークを発展させたサウンド、偽りない歌詞と素朴で美しい声で、パフォーマンス動画が脅威の再生数!
ケープタウンとベルリン録音。才能ある南アフリカとヨーロッパのミュージシャンが多数参加したデビュー・アルバム『Orbit』。7月7日~9日初来日公演敢行、二人のサイドマンはイスラエル人のデケル・アディン(Dekel Adin)とジブ・ヤミン( Ziv Yamin)。
『New Place Always (ニュー・プレイス・オールウェイズ) 』by Nitai Hershkovits (ニタイ・ハーシュコヴィッツ) 2018年6月15日発売AGATE / Inpartmaint AGIP-3616 ¥2,400+税
哀愁漂う儚くも美しいピアノの旋律。シンプルで美しいソロ・ピアノ・アルバム。
注目を集める若き天才ピアニスト、ニタイ・ハーシュコヴィッツの新作が日本先行リリース。共同プロデューサーにレジョイサーを迎えイスラエルをルーツに自身の内面を投影した優しく静寂な音楽。
アヴィシャイ・コーエンのバンドに加入したきっかけで彼の演奏が広く知られるようになり3枚のアルバム「デュエンデ」、「アルマー」、「フロム・ダークネス」のレコーディングに参加。美しい旋律の叙情的なピアノは、ピアノファンには衝撃を与えました。
静かなる熱い情熱が感じられる今作「ニュー・プレイス・オールウェイズ」は名器FAZIOLIのグランドピアノで録音。繊細なタッチでメランコリックなムードを漂わせ描く様に音楽を奏でるニタイ・ハーシュコヴィッツのピアノは、キース・ジャレット、ティグラン、シャイ・マエストロとも比較される逸材。自身の名義での初来日ジャパンツアーも決まり2018年の注目ピアノアルバムとなること必至の作品が完成。
『It’s about time ! (イッツ・アバウト・タイム)』by Omri Mor (オムリ・モール)発売中NAÏVE NJ-628611 オープン価格
イスラエルの注目ピアニスト、オムリ・モール。アヴィシャイ・コーエン、カリム・ジアドらを迎えた大注目作!!
フランスNaïveから、イスラエルが生んだ屈指のピアニスト、オムリ・モールの記念すべき初リーダー作が遂に登場!!さかのぼれば、2000年代中頃に、The Omar Avital Marlon Browden Projectの一角でも登場。トランペッターのアヴィシャイ・コーエンも参加したグループのキーボードをつとめたのが、このオムリ・モール。また、2017年10月には、ベースのアヴィシャイ・コーエンのトリオ・メンバーとして来日してブルーノートで公演。その名を新たに記憶にとどめたファンの方も多いことでしょう。本作は、そんなオムリの満を持しての一作。ベースには、そのアヴィシャイが中心で演奏し、ドラムに、ザヴィヌル・シンジケートにも参加したアルジェリアが生んだ鬼才カリム・ジアドが参加とくれば、それだけで期待が高まりますが、デビュー作にして、貫禄も充分。期待をまったく裏切ることのない充実度があります。
|