Culture Mail Magazine 201704

文化部メールマガジンのご案内 2017年4月号

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     : David Beecroft
     
     
    平素よりイスラエルの文化事業にご理解・ご協力いただき誠に有難うございます。

     

    先月は(ワールドベースボールクラシック)でイスラエルのチームを応援してくださり、本当にどうもありがとうございました

    まさか東京ドームに「ハティクバ」が流れる日がくるとは思ってもみませんでしたが、アウェーにもかかわらず日本の皆様の温かいご声援をいただき心から感謝いたします。

     

     

    では、早速4月のイベントを以下に。音楽の春です!

     

    1.ミヒャエル・ツァルカ出演 回大田六郷フォルテピアノフェスタ  Michael Tsalka (piano) plays in the 1st Ohta Rokugo Fortepiano Festa

    2.ラフマニノフボリス・ギルトブルグBoris Giltburg (piano) plays Rachmaninov in Spring Festival in Tokyo

     

    3.イノン・バルナタン(ピアノ)アラン・ギルバート指揮 東京都交響楽団 Inon Barnatan (piano) plays with TMSO conducted by Alan Gilbert

     

    4.アヴィ・アヴィタル&ヴェニス・バロック・オーケストラ Avi Avital (mandolin) plays with Venice Baroque Orchestra

     

    5.新譜案内 New discs

     

    *巻末ミニ・ニュース

     

         ダニエル・フリードマン・トリオに、イスラエルの俊英ベーシスト タル・マシアハが参加 Tal Mashiach (bass) plays in Daniel Freedman Trio

     

         サラーム海上 出張メイハネ@代官山「晴れたら空に豆まいて」MEYHANE  with “Spring cuisine from Middle East” by Salam Unagami

     

         演出家ルティ・カネル氏講演 Lecture by Ruth Kanner, Theater director

     

          アディ・シャミア博士(ワイツマン研究所)が「先導的な暗号研究により情報セキュリティへ貢献」で2017Japan Prize is awarded to Dr. Shamir 

     

     

    1.ミヒャエル・ツァルカ出演 第1回大田六郷フォルテピアノフェスタ

    Michael Tsalka (piano) plays in the 1st Ohta Rokugo Forte Piano Festival

    ヨーロッパをベースに活動を重ねているイスラエル人ピアニスト、ミヒャエル・ツァルカ氏とスペイン人ヴァイオリニスト、アドリアナ・アルカイ氏を大田区に招いて、ヨーロッパ古楽器を用いて行う異文化交流フェスティバル。

    「日本においても古楽器での演奏は毎年盛んに行われるようになりましたが、今回は一般のコンサートホールではなく、街の中で行われることで、クラシック音楽の楽しさ、またその歴史の深さを普及させていきます。古楽器のスペシャリストである二人の鮮やかなテクニックと、楽器への愛着、音楽に対する情熱を、広く一般の方々にお届けするために、ヨーロッパのスタイルを尊重したままでの演奏会を開催します。また、日本文学の歴史においても重要な古典文学とクラシック音楽を融合させていくことで、既存のものにとらわれない自由な解釈を、繊細かつダイナミックな表現ができる機会を創り上げていくことを目指します。」(主催者メッセージ)

    回大田六郷フォルテピアノフェスタ





       丹野めぐみフォルテピアノ演奏会大田区在住のフォルテピアノ奏者丹野めぐみ(写真・右) による演奏会 

     

    日時:4月14日(金) 19時開演

    会場:大田区民ホール アプリコ 小ホール (東京都大田区蒲田5丁目373)

    料金:3,000 (ワンドリンク付き)

    出演:丹野めぐみ(ピアニスト)/ アドリアナ・アルカイデ (スペイン・ヴァイオリニスト) /ミヒャエル・ツァルカ (イスラエル・ピアニスト・写真左)

    使用楽器: Pleyel pianino プレイエル・ピアニーノ (1840年製)=ショパンがジョルジュ・サンドとマジョルカ島で過ごした際にプレイエルから送られた楽器(1839年製)と同じモデル (2015年太田垣至修復)

    演目:(予定)
    コレッリ 「ラ・フォリア」
    モーツァルト 「
    ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ホ短調 KV304
    モーツァルト 「ロンド ニ長調 KV485
    ヴィアルド・ガルシア 「セレナーデ」
    ファリャ「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」
    バッハ「ヴァイオリン無伴奏ソナタBWV1001」より「アダージョ」
    ショパン「前奏曲 作品28」等

     

      美味しい焙煎コーヒーの「マメカフェ」六郷の老舗パン屋「ピーターパン」 そしてクラヴィコード!

    第一夜 「コーヒーの歴史とイベリア半島の音楽」〜スカルラッティの音楽を中心に〜   415日(土) 20:15-21:15

     

    第二夜「カフェ・モーツァルト」〜モーツァルトの音楽とウィーンのお菓子な物語!?〜 416日(日) 20:15-21:15

     

    会場:マメカフェ (東京都大田区南六郷2-20-2)

    参加費: 3,500 (コーヒーとコンサートにちなんだお菓子) *各コンサート限定15

    出演: 丹野めぐみ、ミヒャエル・ツァルカ

    楽器: 山野辺暁彦製作クラヴィコード

     

     

    ③「ゴールドベルク変奏曲」を二倍に楽しむ春の宵

    バッハ作曲「ゴールドベルク変奏曲 BWV988」を2人のプレーヤーが二台の鍵盤で、どんな音を紡ぎ出すか!?18世紀作曲家の愛した淡い音と、19世紀ロンドンを賑わせた音、あなたはどちらが好みですか?!

    日時: 4月18日 (火) 17:00 / 20:00

    会場:空音舎(東京都大田区南六郷2-5-10

    出演:丹野めぐみ、ミヒャエル・ツァルカ

    使用楽器:山野辺暁彦製作 クラヴィコード 太田垣至修 1814製ブロードウッド・スクエア・ピアノ

    演目:J.S. バッハ ゴールドベルク変奏曲 BWV988

    料金:4,000円 (4/10までのお申し込みは早割3,500)  *各コンサート限定20

     

     

    エンディング・コンサート

     

    声の力VOL 23台のピアノで誘う源氏物語とショパンの恋物語」~ショパンの「前奏曲 作品28(1839) を中心に平安時代の恋とショパンの恋を春の宵に重ねます

     

    日時: 419日 (水) 17:00 / 20:00  *各コンサート限定20

    会場: 空音舎(東京都大田区南六郷2-5-10

    料金: 4,500円 (4/10までのお申し込みは早割4,000)

    出演: 丹野めぐみ/ ミヒャエル・ツァルカ)/ 国本佳江(朗読)

    使用楽器: 山野辺暁彦製作 クラヴィコード/ 太田垣至修 1814製ブロードウッド・スクエア・ピアノ

    演目:ショパンの「前奏曲 作品28(1839) / 源氏物語(朗読)

     

     

    予約・問合せ: 東京ピアノラボ info@megumitanno.net または 050-5532-1150

     

     

    ミヒャエル・ツアルカMichael Tsalka

    テルアビブ生まれのミヒャエル・ツァルカは、アメリカ、ヨーロッパ、中東、ラテンアメリカにて、数々の受賞歴を誇る。ボン「ベートーヴェン・ハウス」、パリ「サンデニ音楽祭」、東京「オペラシティ」、ワシントン「ナショナルギャラリー」、ベルリン「市民劇場」、ザルツブルク「モーツァルトテウム」、ボストン「古楽音楽祭」、北京「紫禁城ホール」、サンクトペテルブルク「エルミタージュ美術館」、ニューヨーク「メトロポリタン美術館」等、世界のメジャーな音楽シーンにて活動を繰り広げている。テンプル大学にて博士号取得後、2014年までストックホルムのリラ音楽院教授として活躍した。バロック音楽から現代音楽まで幅広く手がけ、モダンピアノ、チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード、スクエア・ピアノ、室内オルガンを専門とする。クラヴィコードにてバッハ「ゴールドベルグ変奏曲」を演奏するなど独創的な20枚を超えるCD制作を続けており、ナクソスやパラディーノ・レーベルCDからも国際的に高い評価を得ている。北京や上海、オランダ、スウェーデン、フィンランドの音楽祭にて芸術監督としても活躍している。

     

     

     

     

     

    2.ラフマニノフ by ボリス・ギルトブルグ 東京・春・音楽祭ー東京のオペラの森​

    Boris Giltburg (piano) plays Rachmaninov in Spring Festival in Tokyo




    「様々な作曲家たちが取り組んだ《24の前奏曲》を紹介するシリーズ。今回はラフマニノフをお贈りします。モスクワに生まれ、エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝をはじめ、数々の国際コンクールに入賞、欧州を中心に活躍するギルトブルグによる超絶技巧にご期待ください。」(主催者メッセージ)

     

    詳しくは「春祭ジャーナル」をhttp://www.tokyo-harusai.com/news/news_4247.html

     

    24の前奏曲》シリーズ vol.6 ラフマニノフ ―ボリス・ギルトブルグ (ピアノ)

     

    日時:415 (土)18:00開演

    会場:東京文化会館 小ホール

    演目:ラフマニノフ:24の前奏曲 / 前奏曲 嬰ハ短調 op.3-2《鐘》/10の前奏曲 op.23 / 13の前奏曲 op.32

    料金:S\4,100 A\3,100 U-25 \1,500

    詳細:http://www.tokyo-harusai.com/program/page_4044.html

     

    ボリス・ギルトブルグBoris Giltburg

    1984年モスクワ生まれ。テルアビブで育ち、アリエ・ヴァルディに師事。2002年サンタンデール国際コンクール第1位、2011年ルービンシュタイン国際コンクール第2位及び最優秀古典協奏曲賞、2013年エリーザベト王妃国際コンクール第1位。2007年フィルハーモニア管弦楽団との共演が反響を呼び、ロイヤル・フェスティヴァルホールには毎年招かれている。2010BBCスコティッシュ響との共演でBBCプロムスにデビュー。その他、ベルリン・ドイツ響、フランクフルト放送響、トゥールーズ・キャピトル国立管など、世界中の楽団に客演。2013年はウィーン・ムジークフェラインやサンクトペテルブルク・フィルにデビュー。ズービン・メータによるオーディションを経て2005年イスラエル・フィルにデビュー。フィリップ・アントルモン指揮/イスラエル室内管とは10代でアメリカ・ツアーに帯同するなど、定期的に室内楽を共演。最近のレコーディングには、2012年「プロコフィエフ/戦争ソナタ」(ORCHID)他、2013年にはラフマニノフ、リスト、グリーグのソナタを収録したCD「ロマンティック・ソナタ」をリリース。写真:Sasha Gusov

     

     

     

     

     

    3イノン・バルタナン(ピアノ) with アラン・ギルバート指揮 東京都交響楽団

    Inon Barnatan (piano) plays with TMSO conducted by Alan Gilbert




    20161月の「都響スペシャル」における第7交響曲の圧倒的名演の記憶も新しい、アランと都響のベートーヴェン。音楽史上の革命的作品である《英雄》で、またも新風を吹き込みます。同じ1月の公演で鮮やかな演奏を披露したバルナタンとの再共演も楽しみです。指揮者アラン・ギルバートに信頼を得ているバルナタンは前回演奏したベートーヴェンピアノ協奏曲とは対照的に、今回はラフマニノフの作品に取り組みます。著名な若手アーティストであるバルナタンと日本を代表するオーケストラのひとつ都響の共演により、上記の公演には最高レベルの演奏効果が期待されます。

     

    …前回公演では、終演直前にティンパニが~~~、、、破けた!ほどの大熱演だったアラン氏。今度もどんなドラマを見せてくれるか楽しみです!!

     

    第830回 定期演奏会Cシリーズ (東京会場)

     

    日時:4月22日(土)14:00開演

    場所:東京芸術劇場コンサートホール

    出演者:指揮/アラン・ギルバート ピアノ/イノン・バルナタン

    料金:S 8000円 A7000円 B6000円 C5000 Ex4000円 

    演目:

    ベートーヴェン:劇付随音楽《エグモント》序曲 op.84

    ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43

    ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55 《英雄》

    予約:都響ガイド TEL:03-3822-0727

    詳細:http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=3029&year=2017&month=4

     

     

                 

    55回大阪国際フェスティバル2017提携公演 東京都交響楽団 大阪特別公演 

    日時:423日(日)14:00開演

    会場:フェスティバルホール

    出演者:指揮/アラン・ギルバート ピアノ/イノン・バルナタン 管弦楽/東京都交響楽団

    曲目/東京公演に同じ

    料金:S 5,800円 A 4,300円 B 2,800円 BOX 7,800円 バルコニーBOX 11,600円(2席セット・電話予約のみ)

    問合せ:フェスティバルホール TEL:06-6231-2221

    詳細:http://www.festivalhall.jp/program_information.html?id=1163

     

    イノン・バルナタン Inon BARNATAN  

    1979年、イスラエル生まれ。その詩的感性、深い知性、高い芸術性で注目を集めている。ニューヨーク・フィルの初代アーティスト・イン・アソシエーションに任命され、協奏曲や室内楽で多数共演。これまでに、クリーヴランド管、ロサンジェルス・フィル、フィラデルフィア管、ベルリン・ドイツ響、また、ギルバート、ドゥダメル、ティルソン・トーマス等の世界一流オーケストラおよび指揮者と共演。2016-17シーズンには、ギルバート指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロペス=コボス指揮シカゴ響、ワシリー・ペトレンコ指揮ボルティモア響等へのデビューを果たす。室内楽にも積極的で、特にチェリストのアリサ・ワイラースタインとは度々ツアーを行う。ニューヨーク・タイムズ紙の「ベスト・オブ2012」に選出されたソロ・アルバム「ダークネス・ヴィジブル」等、録音も高く評価されている。都響とは161月にギルバートの推薦でベートーヴェンの協奏曲第3番を共演、見事な演奏を披露した。写真:Marco Borggreve

     

     

     

     

     

    4.アヴィ・アヴィタル(マンドリン)&ヴェニス・バロック・オーケストラ

    Avi Avital (mandolin) plays with Venice Baroque Orchestra





     

    「2010年グラミー賞ノミネート、2015年エコー賞受賞のマンドリン界のプリンスが初登場。マンドリンのイメージがこの日、180度変わる!!」

     

    2010年にグラミー賞ベストインストゥルメンタルパフォーマンス部門にノミネート、マンドリン界に颯爽と現れた若き実力派スター、アヴィ・アヴィタル。

    アメリカの有力紙『ニューヨーク・タイムズ』で、「絶妙にセンシティヴな演奏」「驚くほどすばらしい指さばき」と称賛され、イスラエルの新聞『ハアレツ』ではその演奏に対して、「マンドリンにこんなことができるとは夢にも思わなかったことばかりだった・・・ まさにそのヴィルトゥオジティと集中は息をのむようなすばらしさであった」と評されています。

     

    今回は、アヴィタルとともに録音したCD「ヴィヴァルディ」で、栄えあるドイツ・エコー賞を2015年に受賞、欧州屈指の古楽オーケストラ、ヴェニス・バロック・オーケストラとの共演で、ヴェネツィアン・サウンドの魅惑の世界へ皆様をいざないます。ヴィヴァルディのマンドリン協奏曲、リュート協奏曲、ヴィヴァルディの四季より『夏』を披露します。17世紀のイタリアで生まれ、日本には明治時代に伝わったマンドリンは、音楽初心者でも比較的始めやすい楽器として人気を博し、その後日本中に学生・社会人オーケストラが生まれていきました。現在では本国イタリアよりも愛好家人口が多く、日本は世界一のマンドリン大国と言われています。ダイナミックかつ繊細、パッションあふれる両者の演奏を、ぜひお聴きください。」(主催者メッセージ)

     

    <アヴィ・アヴィタル&ヴェニス・バロック・オーケストラ>

       三鷹公演

     

    日時:423() 14:00

    会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール(東京都三鷹市上連雀6-12-14

    料金:会員 S5,400円・A4,500円 一般 S6,000円・A5,000円 U-23(23歳以下/S席・A席共通)3,500円 *未就学児は入場できません。

    出演: アヴィ・アヴィタル(マンドリン)/ アンナ・フセク(リコーダー)/ ヴェニス・バロック・オーケストラ

    演目:全公演共通

    ロカテッリ:合奏協奏曲ハ短調op.1-11

    ヴィヴァルディ:リュート協奏曲ニ長調RV93

    ヴィヴァルディ:2つのマンドリンのための協奏曲ト長調RV532

    ロカテッリ:6つの劇場風序曲op.4より第4番ト長調

    ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲ハ長調RV425

    パイジェッロ:マンドリン協奏曲変ホ長調

    ヴィヴァルディ:『四季』〜協奏曲集「和声と創意の試み」op.8より

    「夏」ト短調op-8-2 RV315  ほか

    予約:三鷹市芸術文化センター TEL: 0422-47-5122

    詳細:http://mitaka.jpn.org/ticket/1704230/

     

     

       浜離宮公演

     

    日時:425日(火) 19:00

    会場:浜離宮朝日ホール(東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社・新館2階)

    料金:S6,500A5,500Sペアシート¥12,000

    予約:朝日ホール・チケットセンター(日・祝除く10:0018:00TEL03-3267-9990 / アレグロミュージックTEL03-5216-7131

    詳細:http://www.allegromusic.co.jp/

     

    <その他の公演>

     

    421() 19:00 兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール http://www1.gcenter-hyogo.jp/contents_parts/ConcertDetail.aspx?kid=4293213305&sid=0000000001

    422() 15:00 豊田市コンサートホール  http://www.t-cn.gr.jp/info/1866/

     

     

    アヴィ・アヴィタル Avi Avital

    1978年、ベエルシェバ生まれのマンドリン奏者。8歳からマンドリンを習い、シムチャ・ナタンソンが設立したマンドリン・ユース・オーケストラに加わる。エルサレム音楽アカデミーに通ったのち、イタリアのチェーザレ・ポッリーニ音楽院でウーゴ・オルランディに師事。これまでに世界の一流オーケストラとの共演、音楽祭への出演などを重ね、録音でもグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を得ている。201210月にドイツ・グラモフォンとの専属録音契約第1弾アルバム『J.S.バッハ:協奏曲集』を発表。

    (音楽出版社)

     

     

     

     

    .新譜案内 New discs

     

    『トランスレイターズ・ノート』 オデッド・ツール・カルテット Translator's Note” by Oded Tzur Quartet 発売中 2400円+税 MUZAK Inc.

    話題のイスラエル・ジャズ・シーンに新たなるマスター・ピースが誕生!



    デビュー作「ライク・ア・グレート・リヴァー」で一躍脚光を浴びたサックス奏者、オデッド・ツール待望のセカンド・アルバム。

    イスラエル・ジャズを牽引する盟友、シャイ・マエストロのピアノ・トリオによる鉄壁のサポートから繰り出されるスピリチュアルでコズミックなサウンドは正に21世紀のコルトレーン・カルテットといっても過言ではない。西洋の呪縛から解き放され、インド音楽などへの親和力も掌中に収めたオデッド・ツールのサックスが織りなす音楽が湛えるスリリングな、未知の響きに驚く。まさに西と東の交点としての中東から発信された21世紀の、もうひとつのジャズの形といえる」(リリースより)

     

    メンバー:オデッド・ツールシャイ・マエストロ

    詳細:http://www.muzak.co.jp/newrelease/#muzak1111

     

     

    『ヴィヴァルディ:マンドリン協奏曲』アヴィ・アヴィタル “Vivaldi” by Avi Avital 発売中 2,800円+税  ユニバーサルクラシックス

     

    繊細で温かな響きが綴るヴェネツィアのファンタジー

    愉悦に満ちた最高のヴィヴァルディ!マンドリン界のプリンス、アヴィ・アヴィタルが、屈指の古楽アンサンブル、ヴェニス・バロック・オーケストラとの最高の組み合わせで送るヴィヴァルディ名曲集です。輝く水面に揺れるゴンドラや美しい街並みを彷彿とさせる鮮烈で甘美なサウンド!」(リリースより)

     

    協奏曲イ短調RV356(原曲:ヴァイオリン協奏曲)

    協奏曲ニ長調RV93(原曲:リュート協奏曲)

    マンドリン協奏曲ハ長調RV425

    ラルゴ-協奏曲ハ長調RV443から(原曲:リコーダー協奏曲)

    トリオ・ソナタハ長調RV82(原曲:ヴァイオリン、リュートと通奏低のためのトリオ・ソナタ)

    《四季》から《夏》協奏曲ト短調RV315(原曲:ヴァイオリン協奏曲)ほか

    詳細:http://www.universal-music.co.jp/classics/

     

     

     

     

    *巻末ミニ・ニュース Other news


    ① ダニエル・フリードマン・トリオに、イスラエルの俊英ベーシスト タル・マシアハが参加 Tal Mashiach (bass) plays in Daniel Freedman Trio





    2014年にトランペットのアヴィシャイ・コーエンが、自身のトリオ「トリヴェニ」としては初来日ツアーを敢行した際、イスラエルから呼び寄せたまだ20代そこそこの完全無名若手だったタル。その後テルアビブからNYに拠点を移し、本格的にプロとして、揉まれています。是非タルの成長ぶりを見に来てください!今回のトリオのリーダーであるドラムのダニエルは、アヴィシャイ・コーエンやオメル・アヴィタル、アナット・コーエンなどイスラエルの仲間たちとの共演も多い馴染みのベテランです。

     

    47日(金)静岡Lifetime

    48日(土)南青山Body & Soul

    410日(月)京都Le Club Jass

    412日(水)名古屋Star Eyes

    414日(金)新宿Pit Inn

    415日(土)武蔵野市スイングホール

    416日(日)南青山Body & Soul

     

     

      サラーム海上 出張メイハネ@代官山「晴れたら空に豆まいて」MEYHANE with “Spring Cuisine from Middle East” by Salam Unagami

    中東やインドを定期的に旅し、現地の音楽と料理シーンをフィールドワークし続けている、サラーム海上(音楽評論家/DJ/中東料理研究家/朝日カルチャーセンター講師)の出張メイハネ、[晴れたら空に豆まいて]にて、初の開催決定!! 毎回、様々なテーマに沿って、サラーム氏のレシピによるビュッフェを提供、本場の料理を堪能できます。今回のテーマは「春の中東料理」。サラーム氏の新レシピによる、中東各国の春の料理を御紹介します!!





    *********************************************

    <当日のメニュー>
    ☆ひよこ豆のサラダ レモンとミントのドレッシング
    ☆茄子のフライ トマトのドレッシング
    ☆ミニトマトとルッコラと胡桃のサラダ
    ☆アトム(水切りヨーグルト、赤唐辛子オイルかけ)
    ☆アシュケナージの鶏レバー炒め
    ☆鶏と塩レモンのタジン
    ☆いちごとバニラアイスとミント、ざくろビネガー

    日時:4月10日(月) OPEN:19:00 / START:19:30

    会場:晴れたら空に豆まいて (東京都渋谷区代官山町20−20 モンシェリー代官山B2

    定員:60名様
    会費:¥4,000(ブッフェ形式、ドリンク別)

    予約:http://mameromantic.com/?p=51460

     

     

     

    ③ 演出家ルティ・カネル氏講演 Lecture by Ruth Kanner, theater director




    ルティ・カネルは演出家、テルアビブ大学教授。029月シアターXの招聘公演『野ねずみエイモス』で初来日。05年にはシアターXプロデュースでブレヒト作『母アンナ・フィアリングとその子供たち』 (吉田日出子主演)を演出。07年再演(大浦みずき主演)。同年、ギリシア劇『エウメニデス』、2010年多和田葉子描き下ろし『さくら その にっぽん』2012年『さくらの その 2011』、15年ヴィトカッツイ『母』を演出。今回の来日では「いま私がもんだいにしている芸術創造」というタイトルで講演。聞き手は河野孝(文化ジャーナリスト・演劇評論家・元日経新聞編集委員)

     

    日時: 415() 18:00~ 

    東京・両国 シアターX(カイ) 2F コミューンX(東京都墨田区両国2丁目1014)

    参加費 1000円(高校生以下500円)

    詳細:http://www.theaterx.jp/17/170415-170415p.php

     

     

    ④ アディ・シャミア博士(ワイツマン研究所)が「先導的な暗号研究により情報セキュリティへ貢献」で

    2017Japan Prize is awarded to Dr. Shamir

     

    今年の日本国際賞に、イスラエル・ワイツマン科学研究所のアディ・シャミア博士の受賞が決定、419日に国立競技場で受賞式が予定されています。

    日本国際賞(英語名:Japan Prize)は、”日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか”という構想のもと1982年に創設され、若手の科学者育成や、科学の奥深さや楽しさを広げるセミナーを開催しています。

    今回「エレクトロニクス、情報、通信」分野での受賞となったシャミア博士は、インターネットで広く使われている暗号「RSA暗号」開発者の一人であり、これにより情報セキュリティ技術が格段に向上したことが評価されました。

    日本国際賞:http://www.japanprize.jp/prize.html

    JAPAN PRIZEプレスリリースhttp://www.japanprize.jp/press_releases20170202.html

    →関連記事: http://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1702/02/news014.html 

     

     

    いつもイスラエルの文化・芸術に興味を持ってくださってありがとうございます。

     

    あっという間に今年もペサハ(過越祭)の季節がやってきます。ペサハは、ユダヤ新年とともに、イスラエル人の2大ビッグバケーション(…またしても??)のひとつです。

     

    この時期はいつも、びっくりするほど大量のイスラエル人を日本の随所で見かけます。銀座を歩いていて、聞こえてくるヘブライ語に「まさか職業病??」なんて疑ったり(汗)。

    東京では築地や渋谷のスクランブル交差点が彼らの「must spot」ですが、地方となると昨今のトレンドはやっぱり飛騨高山でしょうか

    高山市では近年イスラエルからの観光客が倍増。朝市ではお店を出している地元のご婦人たちが「ボケルトフ」とヘブライ語で声をかけてくださり、またヘブライ語の観光マップなどが作られるほどの盛り上がりよう。

    杉原千畝の生地・岐阜県八百津町に近いことも大きな理由のようです。その流れで、ユダヤ難民が上陸した福井県敦賀市までをつなげて、”千畝ルート”として観光PRされているとか。

    …敦賀市のお土産だったと思いますが、杉原千畝氏の肖像をパッケージにしたクッキーを見たことがありました。そういうノリはさすが日本。そして、そういう文化の伝播もアリなのでは、と思ったりしています。


    大使館も今月は休館日多数なので(4月10日は13時まで。11,12,17,18日は閉館)御用の方はお気をつけください

    引き続き、ご指導・ご支援賜れますよう宜しくお願いいたします。