平素よりイスラエルの文化事業にご理解・ご協力いただき誠に有難うございます。
ついに完成!イスラエル出身のジャズメンブームを総括する決定版パンフレット第4弾!!
『Israeli Jazzmen in NY ~ニューヨークのイスラエルジャズメン~』
大好評をいただいている『Sensational Israeli Jazzmen-イスラエルジャズメンの群像を追って』(2013)、『Israeli Jazzmen, The Next Generation 次代を担うイスラエルジャズメン』(2014)、『Israel Jazz Experience ジャズを聴きにイスラエルへ』(2015)などの、イスラエルジャズパンフレット・シリーズの第四弾。
今回の目玉はなんと言っても「イスラエルジャズメンと友達になろう! ちょっぴり“プライベートな”質問」コーナー。日本でも人気の高い9人のスターたちの個人史&私生活を直撃。
ユダヤ系ならではの家族の様々な出自、NYでの苦労譚、好きなクラッシック音楽家など、個性的なイスラエルの若者たちの生き様を身近に感じられる渾身の特集です。
イスラエルジャズメンを通して、ジャズの敷居を限りなく低く、そして間口を広く! ご新規ファン募集中です。
<コンテンツ>
●2016年下半期来日公演案内:ヨタム・シルバーステインfeat.アーロン・ゴールドバーグ / シャイ・マエストロ&カミラ・メザ/ シャロッシュ/ ヤエル・ナイム / ダニエル・ザミール・カルテット/ ハガイ・コーエン・ミロ・トリオ
●特別寄稿「成功の秘密 」常盤武彦(NY在住フォトグラファー)/「米国ジャズ修行雑記 ~隣のイスラエル人~」森智大(NY在住ドラマー)
●特集「イスラエルジャズメンと友達になろう! -ちょっぴり“プライベートな”質問」(アヴィシャイ・コーエン、アナット・コーエン、オズ・ノイ、エリ・デジブリ、シャイ・マエストロ、ギラッド・ヘクセルマン、ヨタム・シルバーステイン、ダニエル・ザミール、ハガイ・コーエン・ミロ)
そしてもうひとつ、ステキなパンフレットが出来ました!!
『the Easy Yummy ISRAELI Recipe Booklet イスラエル簡単おいしいレシピ 』
「愛情たっぷりのフムスを作るか、または一切作らないか。」(本文より)
…それってつまり、愛の無いフムスは作るなってこと?
そんなにアツくならなくても~(笑)と思いつつ、ついつい引き込まれてしまう、広報部プロデュースの新パンフレットです!
「イスラエルの料理は、多国籍(フュージョン)料理といえます。ヨーロッパ、北アフリカ、中東、さらにはインドからなど、世界中からイスラエルに移り住んだユダヤ人は、各国の料理と地元のユダヤとアラブ料理を融合させた独特のバラエティ豊かな食生活をイスラエルにもたらしました。イスラエル料理は、新鮮な野菜や果物を多用することを特徴としています。農業技術大国でもあるイスラエルは野菜天国なのです。オリーブオイルを初めとする、地中海の恵みを受けたイスラエル料理は、その美味しさとともに健康にも寄与するすばらしい食べ物です。(中略)この冊子には、自分で楽しむだけでなく家族や友達にも紹介できそうな比較的簡単に作れるレシピを集めました。材料の中には日本で手に入りにくいものもありますが、そこはフュージョン料理!皆さんのアレンジで皆さんだけの一皿を作ってみてください。 エンジョイ&ベテアボン!(ヘブライ語のボナペティ)」 (本文より)
*パンフレット(「ジャズ」「レシピ」)をご希望の方は、大使館文化部までメールか電話でお申込みください (連絡先はメルマガの巻末に)。
では9月のイベントを以下に:
1. 東京JAZZ出演!ヨタム・シルバーステイン・カルテット フィーチャリング アーロン・ゴールドバーグ
Yotam Silberstein Quartet feat. Aaron Goldberg in Tokyo JAZZ (and Japan tour)
2. カミラ・メザ&シャイ・マエストロ
Camila Meza & Shai Maestro
3. チック・コリア・トリロジーwithアヴィシャイ・コーエン&マーカス・ギルモア
Chick Corea Trilogy with Avishai Cohen & Marcus Gilmore
4. エリアフ・インバル 80歳記念/都響デビュー25周年記念 コンサートシリーズ
Concerts of TMSO celebrating 80 years birthday of Eliahu Inbal and 25 years of their relationship
5. イヴリー・ギトリス ヴァイオリンリサイタル 2016
Ivry Gitlis Violin Recital 2016
6. ザドック・ベン=デイヴィッド KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭に参加
Zadok Ben-David in KENPOKU ART 2016
7. 日本・イスラエル国際ダンスプロジェクト
Japan-Israel International Dance Project
8. 第2回GAGA Workshop & Creation Workshop開催
The 2nd GAGA Workshop & Creation Workshop
9. 新刊案内『サピエンス全史 -文明の構造と人類の幸福』〔上・下〕ユヴァル・ノア・ハラリ著
New book: 『Sapiens』by Yuval Noah Harari
*巻末ミニ・ニュース
敦賀に来たユダヤ難民ドキュメンタリー放送予定
Japanese documentary of Jewish refugees in Tsuruga port (Fukui prefecture) will be on air
1.東京JAZZ出演!ヨタム・シルバーステイン・カルテットフィーチャリングアーロン・ゴールドバーグ
Yotam Silberstein Quartet feat. Aaron Goldberg in Tokyo JAZZ 2016
ヨタム・シルバーステイン
アーロン・ゴールドバーグ
「2005年にNYに拠点を移すと同時に注目を集めたヨタム。正統派ジャズのみならずブラジリアンやブルースなどにも造詣が深い。ピアニスト/アーロン・ゴールドバーグをフィーチャーした自身のグループで来日ツアーを行う。」(ツアー主催者PRより)
…2013年東京JAZZの野外ステージで、大雨にもかかわらず多くのオーディエンスを魅了した彼が、今年は盟友アーロンとともに帰ってきます。その高い技術力と滑らかな質感で、今年も野外ステージをたっぷり盛り上げてくれることでしょう。
出演時間は9月3日(土)の夕方5時半ごろ。場所は有楽町駅前の東京国際フォーラムの広場です。たまたま通りすがりの方もWelcome !
<メンバー>
ヨタム・シルバーステイン(g)、アーロン・ゴールドバーグ(p)、オル・バレケット(b)、ダニエル・ドール(ds)
Yotam Silberstein (g) / Aaron Goldberg (p) / Or Bareket (b) / Daniel Dor (ds)
<ツアー日程>
8月26日(金)南青山 /ボディ&ソウル Body & Soul
8月27日(土)武蔵野市 /スイングホール Musashino Swing Hall
8月29日(月)京都市 /ル・クラブジャズ Kyoto Le Club Jazz
8月31日(水)名古屋市 /スターアイズ Nagoya Star Eyes
9月2日(金) 静岡市 /ライフタイム Shizuoka Life Time
9月3日(土) 東京ジャズ Tokyo JAZZ (野外広場・入場無料) @東京国際フォーラム(有楽町駅前) 9月3日(土)の夕方5時半ごろ
9月4日(日) 新宿 /ピットイン PIT INN
詳細:http://www.zoojazz.com/
ヨタム・シルバーステイン Yotam Silberstein
1983年テルアビブ生まれ。 2004 年、イスラエルのジャズ年間最優秀プレーヤーのコンペで自身のトリオで優勝し、イタリアの「ウンブリア・ジャズフェスティバル」に“イスラエル・ジャズ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー” と して出演する。その後、このトリオで録音し「Arrival」をフレッシュサウンド・ニュータレントから リリース。2005 年に拠点をニューヨークに移し、この年の「セロニアス・モンク・インターナショナル・ギター・コンペティション」でファイナリストになる。2009 年、サム・ヤヘル、クリス・チーク、ウィリー・ジョーンズ三世を従えてコンテンポラリーな メインストリーム・ジャズを奏でる「NextPage」をリリースし好評を得ると、よりストレートアヘッドな ジャズを展開するJazz Legacy Productions から2010 年「Resonance」、2011 年「Brasil」の2 枚 のリーダー作を発表。自らのバンド活動だけでなく、 現代のジャズ・ジャイアンツの一人であるMonty Alexander のバンドに参加する他、James Moody、 the Heath Broghers、Paquito D’ Rivera 等多くのミュージシャンのグループに参加。現在は、ニューヨークを拠点に世界各地へのツアーやレコーディング等に活躍している。
2.カミラ・メザ&シャイ・マエストロ
Camila Meza & Shai Maestro
カミラ・メザ
シャイ・マエストロ
「日本でもすっかりお馴染みになったシャイ・マエストロ。美しく繊細かつ力強く大胆なタッチ、エキゾチックなアレンジは、キース・ジャレットも絶賛!イスラエルが誇る若き天才ピアニスト!話題のチリ出身のヴォーカル&ギタリストのカミラ・メザと初のDuoでの来日ツアー決定。」(主催者PRより)
…シャイは今年これで3回目の来日。イスラエルジャズメンの中でもダントツの来日頻度。ファンも急増するはずですよね。
最近は公演収益を「国境なき医師団」に寄付するなどのチャリティコンサートも展開。音楽性もそうだけど、人間性もますます純度が高まっているシャイ、日々進化中。カミラとはNYでも長い付合い。彼女は、チリ、サンティアゴ出身、現在NY を拠点に活躍する注目シンガー。彼女のアルバム『Traces』はベーシストのマット・ペンマンをプロデューサーに迎え、キーボードにシャイ・マエストロ、ドラムにケンドリック・スコットという豪華な布陣。またライアン・ケバリー、ファビアン・アルマザン、アーロン・ゴールドバーグらとも共演。それらのメンバーとして、ジャズ・スタンダードや、ヨーロッパ・ツアーにも参加。アーロンはカミラについて「マルチ・タレントとして、また即興的なものを交えたシンガー・ソング・ギタリストとして、世界で最も素晴らしい才能をもった一人」と語り、ニューヨーク・タイムズも絶賛しています。
<メンバー>
カミラ・メザ(vo, g)、シャイ・マエストロ(p) Camila Meza (vo, g) / Shai Maestro (p)
<ツアー>
9月16日(金) 南青山 / ボディ&ソウル Body & Soul
9月17日(土)名古屋市 /スターアイズ Nagoya Star Eyes
9月18日(日) 南青山 /ボディ&ソウル Body & Soul
9月19日(月・祝)武蔵野市 /スイングホール Musashino Swing Hall
9月21日(水) 静岡 / ライフタイム Life Time Shizuoka
9月22日(木)京都市 / ル・クラブジャズ Kyoto Le Club Jazz
9月24日(土)新 宿 / ピットイン PIT INN
詳細:http://www.zoojazz.com/
シャイ・マエストロ Shai Maestro
1987年テルアビブ生まれ。 5才の時にクラシックピアノを弾き始め、8才の時にオスカー・ピーターソンの『ガーシュイン・ ソングブック』を聴いてジャズに興味を持つ。その後、多くのアーティストを輩出している国立テルマ・イェリン芸術高校に進学し、ジャズとクラシックの両方を学び首席で卒業する。バークリー音楽大学の奨学金を得て進学しジャズ・ピアノと作曲を学ぶ。 さらにアメリカ・イスラエル文化財団から奨学金を獲得し'02年、'03年の「the national jazz ensembles competition 」で"Jazz Signs"を受賞する。またジャズ以外にインド音楽等の民族音楽論を学ぶ。19歳の時にベーシストのアヴィシャイ・コーエン・トリオに大抜擢されてマーク・ジュリアナと共に5年間で4枚のアルバム(“Gently Disturbed” "Sensitive Hours" "Aurora" “Seven Seas”) に参加。その後アヴィシャイ・グループを離れ、ホルへ・ローダー(b)、ジヴ・ラビッツ(ds)、と「シャイ・マエストロ・トリオ」を結成、2011年にトリオのデビュー・アルバム「シャイ・マエストロ・トリオ」を発表。3作目となる最新作「アントールド・ストーリーズ」が目下絶賛発売中。繊細かつ力強く大胆なタッチとエキゾチックなアレンジは、キース・ジャレットも絶賛!
チック・コリア生誕75周年記念 -
3.チック・コリア・トリロジー withアヴィシャイ・コーエン&マーカス・ギルモア
Chick Corea Trio with Avishai Cohen (b) & Marcus Gilmore (ds)
「祝・生誕75周年!天才ピアニストが 提示する新たなトリオ・ミュージック
1960年代から第一線に立ち、マイルス・デイヴィスらとの共演を経て、’72年に歴史的なジャズ・フュージョン・ユニット“リターン・トゥ・フォーエヴァー”を結成。通算22回のグラミー賞に輝くチック・コリアが、生誕75周年記念公演“チック・コリア・トリロジー”を開催する。ベースには“オリジン”等、チックが’90年代に率いた数々のユニットで腕を磨いたイスラエル出身の鬼才、アヴィシャイ・コーエンを久々に起用。ドラムスはチックが2013年に結成した“ザ・ヴィジル”のメンバーでもある気鋭マーカス・ギルモアが担当する。今なお既成概念を打ち破りながら精力的な活動を続けるチックが提示する、新たなトリオ・ミュージックは必見必聴だ。」(リリースより)
…アマゾンですら間違える、イスラエルジャズメンに同姓同名「アヴィシャイ・コーエン」は二人(おそらくイスラエル全土では、もっと何十人もいるのでは?)。
一人はベーシスト、もう一人はトランペッター。二人とも業界を牽引する巨匠ですが、楽器の違いのほかに、「髭の有無」でも判別できるかも。
ベースのアヴィシャイにはお髭がありません、、、とりあえず今のところ。
<メンバー>
チック・コリア、アヴィシャイ・コーエン、マーカス・ギルモア Chick Corea(p)、Avishai Cohen(b)、Marcus Gilmore(ds)
<ツアー>
日程:9月15日(木)~17日(土)
会場:ブルーノート東京 (東京都港区南青山6-3-16 ライカビル)
時間: 15日&16日 [1st]Open5:30pm Start6:30pm [2nd]Open8:20pm Start9:00pm /17日 [1st]Open4:00pm Start5:00pm [2nd]Open7:00pm Start8:00pm<Music Charge>
料金:ミュージックチャージ¥12,800(税込)
*ご予約/お問合せ : ブルーノート東京 TEL:03-5485-0088
詳細:http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/chick-corea/
日程9月18日(日)金沢ジャズストリート 19:30~21:00
会場:北国新聞赤羽ホールKanazawa Jazz Street
料金: 4000~8000円 セブンイレブン、イープラスなど
詳細:http://kanazawa-jazzstreet.jp/special_concert.html
アヴィシャイ・コーエン(ベース)Avishai Cohen
1970年イスラエル生まれ。‘90年代初頭N.Y.に渡り、’96年から2003年にかけてチック・コリアのユニット“オリジン”や“ニュー・トリオ”に参加。驚異的なテクニックと高い音楽性で、またたく間にジャズ・ベース界のトップに躍り出た。その後は自身のグループを中心に活動、シャイ・マエストロやマーク・ジュリアナなど彼の許から巣立った逸材も多い。10数年ぶりとなる恩師チックとの来日公演に期待がつのる。
4.エリアフ・インバル 80歳記念/都響デビュー25周年記念 コンサートシリーズ
Concerts of TMSO celebrating 80 years birthday of Eliahu Inbal and 25 years of their relationship
1991年9月6日 都響へ初登壇(第334回定期演奏会)以来、1995~2000年に特別客演指揮者、2008~14年にプリンシパル・コンダクターを務めたマエストロ・インバルは、都響の演奏伝統に確固たる地位を築いてきました。2012年9月~2014年3の「インバル=都響/新・マーラー・ツィクルス」は2015年度「レコード・アカデミー賞」の特別部門「特別賞」に輝き、また2014年4月には桂冠指揮者に就任。今年の2月に80歳を迎えてなお、ますます充実、そして円熟した音楽世界を築き続けるマエストロの傘寿(!)と、都響の関係25周年を祝うコンサートシリーズが開催されます。
…ところで、マエストロのお母様はシリアのダマスカス出身、お父様はイエメンのアデンの出身だそう…なんだか意外!でもご本人はこの”東方の出自“は自分の音楽性の中でも大切な要素とお考えのようです。
今度ご本人にお会いしたら、もう少し詳しくお尋ねしてみたいですね。(写真:堀田力丸)
第813回 定期演奏会Cシリーズ インバル80歳記念/都響デビュー25周年記念
日時:9月10日(土)14:00開演
場所:東京芸術劇場コンサートホール
出演:指揮/エリアフ・インバル チェロ/ターニャ・テツラフ
演目:
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 op.85 / シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D944 《ザ・グレート》
料金:3500~7500円
詳細:http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=2953&year=2016&month=9
第814回 定期演奏会Aシリーズ インバル80歳記念/都響デビュー25周年記念
日時:9月15日(木)19:00開演
場所:東京文化会館
出演者:指揮/エリアフ・インバル ピアノ/アンナ・ヴィニツカヤ
演目:
グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲 /プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番ト短調 op.16 /バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116
料金:2800~7500円
詳細:http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=2954&year=2016&month=9
第815回 定期演奏会Bシリーズ インバル80歳記念/都響デビュー25周年記念
日時:9月20日(火)19:00開演(18:20開場)
場所:サントリーホール
出演者 指揮/エリアフ・インバル ヴァイオリン/オーギュスタン・デュメイ
演目:
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216 /ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 op.65
料金:4000~8000円
予約:都響ガイド TEL:03-3822-0727 (月~金 10―18時、土日祝休み) ほか各種プレイガイドにて発売中
詳細:http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/detail.php?id=2955&year=2016&month=9
エリアフ・インバル Eliahu Inbal
1936年イスラエル生まれ。1963年カンテッリ指揮者コンクール優勝以来、欧米や日本の主要楽団に数多く登壇し、国際音楽祭にしばしば出演。これまでフランクフルト放送交響楽団(現・hr交響楽団)常任指揮者、RAI国立交響楽団(トリノ)首席指揮者、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団常任指揮者、フェニーチェ劇場(ヴェネツィア)音楽監督、チェコ・フィル常任指揮者など数多くのオーケストラの指揮者を歴任。マーラーとブルックナーのスペシャリストとして知られ、80年代のフランクフルト放送響との両交響曲全集が独シャルプラッテン賞、仏レコード大賞など受賞して以来、フィルハーモニア管、コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、都響などとのマーラー・ツィクルス、ラインガウ祭でケルンWDR響とのブルックナー・ツィクルスを成功させている。1998年RAI交響楽団との「ニーベルンングの指輪」がイタリア批評家アビアーティ賞、ヴィオッティ賞を受賞。フランス政府から芸術文化勲章(オフィシエ)、ウィーン市から功労金賞、フランクフルト市名誉ゲーテ勲章、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。東京都交響楽団には1991年に初登壇後、特別客演指揮者(1995~2000年)を経て、2008年プリンシパル・コンダクターに就任。マーラー交響曲集などのライヴCDを次々とリリースし好評を得ている。2年間に渡って開催された「インバル=都響 新・マーラー・ツィクルス」が大好評を博した。現在は同オーケストラの桂冠指揮者。
5. イヴリー・ギトリス ヴァイオリン リサイタル 2016
Ivry Gitlis Violin Recital 2016
20世紀最後の巨匠、復活の二夜
「2011年の東日本大震災直後に自費で来日して以来毎年のように被災地を訪れるなど、私たちにとってはかけがえのない友人であり恩人でもある。今年はパリのテロ事件のあった現場にも赴き、追悼演奏を行った様子が日本でも報道された。そんな偉大なギトリスの、何と94歳での来日は驚くばかりだが、「ギトリス節」と呼ばれる独特のアゴーギクは今も健在で、今回も、お馴染みクライスラー等の小品、ベートーヴェンのスプリング・ソナタや東京交響楽団との協奏曲を聴けるのは本当に楽しみである。あくまでも一演奏家として活動しているそのプライドから「年のことは言うな!」と釘を刺されているが、伝説的な演奏家を輩出し続けた「黄金の10年」に生を受けた最後の巨匠であり、マエストロへの敬愛を込めて敢えてその凄さを強調したい。20世紀最後の巨匠、偉大なる芸術家の「いま」をご体験あれ!」(主催者HPより)
…「なんでこんなに元気なのか、自分でもわからない」と神コメント。もはや、彼の存在そのものがアートでしょうか。
「歳のことを言わないで」と言われても、毎年彼の公演告知を書くたびに、すみません、やっぱり凄いと思わずにはいられません…。
<第一夜>
日時:9月11日(日) 19:00開演(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
全席指定7,500円 ギトリスシート10,500円
※未就学児入場不可
※9月11日の第1夜は、今年5月3日に開催予定として延期となった公演の振替公演で、残席は若干枚数となりますのでご了承下さい。5月3日のチケットをお持ちの方はそのままご来場頂けますので申し込みの必要はありません。
<第二夜>
日時:9月14日(水)19:00(18:30開場)
会場:紀尾井ホール
全席指定7,500円 ギトリスシート10,500円(ギトリスシートはテンポプリモでのみ取扱)
※未就学児入場不可
<出演>
ヴァイオリン:イヴリー・ギトリス/ピアノ:ヴァハン・マルディロシアン
予約: テンポプリモTEL: 03-5810-7772
詳細:http://tempoprimo.co.jp/contents/ticket/pg192.html
イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis
1922年ハイファ生まれ。12歳でパリ音楽院を首席で卒業。その後もエネスコ、ティボー等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。19世紀の演奏様式、音楽感を伝える希少な演奏家で、カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン等歴史上の名匠をはじめ、アルゲリッチを始め、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル等、多くの一流演奏家と共演を行っている。レコーディングの経歴も豊富で、日本ではアルゲリッチ音楽祭ライヴ・ソナタ集、カザルスホールの無伴DVD、名盤「24のカプリース」CD、チャイコフスキー協奏曲DVDもリリースされた。2011年の東日本大震災直後に来日し、仙台・石巻で慰問演奏を行い、外務省より感謝状を授与されている。94歳となる今も依然現役最高齢のヴァイオリニスト。ユネスコ親善大使。
6.ザドック・ベン=デイヴィッド KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭に参加
Zadok Ben-David in KENPOKU ART 2016
「風光明媚な海と山が織り成す豊かな自然に恵まれた茨城県北地域は、かつて岡倉天心や横山大観らが芸術創作活動の拠点とした五浦海岸、クリストのアンブレラ・プロジェクトで世界の注目を集めた里山をはじめ、独自の気候・風土や歴史、文化、食、地場産業など、多くの創造的な地域資源を有しています。こうした資源の持つ潜在的な魅力をアートの力を介して引き出すことにより、新たな価値の発見と地域の活性化を図るため、日本最大規模となる広大な「KENPOKU」地域を舞台として、国際的な芸術祭を開催いたします。」(主催者HP)より
日時:9月17日(土)~11月20日(日)[65日間]
開催市町:茨城県北地域6市町(日立市 高萩市 北茨城市 常陸太田市 常陸大宮市 大子町)
主催:茨城県北芸術祭実行委員会(会長 橋本 昌 茨城県知事)
展示会場: 旧家和楽青少年の家 (茨城県常陸大宮市家和楽付近)
鑑賞時間: 9:30-16:30 ※入場は16:00まで
入場料金:
作品鑑賞パスポート 一般: 前売券2,000円/当日券2,500円
作品鑑賞パスポート 学生・高齢者: 前売券1,000円/当日券1,500円
※学生・・・高校生、大学生、専門学校生等 ※高齢者・・・65歳以上の方
■ザドックの作品が展示される「旧家和楽青少年の家」では、個別鑑賞券も発売される予定です。(個別鑑賞券一般 500円、学生・高齢者300円)
(写真:BL Henn / 作品写真 Blackfield 2010Tel Aviv Museum、 Photo: Avi Hai)
詳細:https://kenpoku-art.jp/
ザドック・ベン=デイヴィッド Zadok Ben-David
1949年イエメン生まれ、同年イスラエルへ移住/英国在住
おびただしい数の昆虫や植物が集積する画像や、ミニチュア・オブジェで構成されたインスタレーションを制作。体験によって鑑賞者の見ようとするものが、先入観や社会慣習によるものであることが露わになる構造を特徴とする。ヴェネチア・ビエンナーレに出展(1988)以降、数々の展覧会やアートプロジェクトに参加。2005年にテルアビブ美術館彫刻大賞を受賞。北京オリンピックでのコミッションワーク(2008)も手がける。芸術祭では、広い空間に精緻な植物のミニチュア・シルエットが膨大に設置されたインスタレーションを展開。静けさと驚きに満ちた体験を準備する。
7. 日本・イスラエル国際ダンスプロジェクト
Japan-Israel International Dance Project
「Avidan Ben giat と曽根 知によるクリエーションとショーイングの過程に参加できる3日間(東京) / 4日間(大阪) 集中ワークショップが開催されます。テクニックのみでなく、ダンサーやクリエーターとして必要な要素を認識することができたり、海外でプロフェッショナルダンサーとして活動する為に重要なポイントに気付く体験にもなり得るワークショップとなるでしょう。また自身の可能性を追求し、世界を広げたいと感じている方に最適です。」(主催者PR)
東京と大阪それぞれのワークショップ最終日に行われるショーイングは、無料でどなたでもご覧頂けます。
<ショーイング>
セッションハウス(東京) : 9月4日(日) 17:00
フラッグスタジオ(大阪) : 9月11日(日) 15:30
<クリエーションワークショップ>
場所:セッションハウス(東京)
日程:
9月2~3日 クラス+クリエーションワークショップ
9月4日 クラス+ワークショップ後, スタジオショーイング
詳細, お申し込み→http://www.session-house.net/workshop.html#isr
<クリエーションワークショップ>
場所:FLAGSTUDIO(大阪)
日程:
9月8~10日 クラス+クリエーションワークショップ
9月11日 クラス+ワークショップ後, スタジオショーイング
アビダン・ベン・ギアト Avidan Ben giat
振付、ダンス、美術、ビデオなど多岐の分野に渡り活動するアーティスト。Jerusalem Academy of Music and Dance high school とベツァレル美術アカデミーにて学ぶ。バットシェバ・アンサンブルで踊ったのち、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラックダンスカンパニーで活躍。同時にクリエーションやプロデュースを行ったり、イスラエルと日本におけるコラボレーションプロジェクトへも参加してきた。自身の振付作品やインバル・ピント&アヴシャロム・ポラックダンスカンパニーのレパートリーのワークショップやマスタークラスを、プロフェッショナルダンサーのみならず、学生やアマチュアに向けても行っている。2016年、森山未來によるソロダンス作品 ”Upload New Mind to the Body” のコクリエーターを務める。
曽根 知 Tomo Sone
2008年、イスラエルに渡る。その後、日本・イスラエル国際ダンスプロジェクトを開始し、2010年よりイスラエル人振付家、ダンサーと共に公演を企画、振付、出演。振付ソロ作品 ”Las Meninas” (2014), “Folded, Cut and Crumpled” (2015), “Mobius” (2015)はスザンヌデラールセンター(テルアビブ、イスラエル)にて初演された。パフォーマンスはイスラエルの主要新聞ハアレツ紙に於いて、「強いステージパーソナリティーを持ち、印象的な身体能力は内面的な集中力をさらに増強している」と評される。アニメーター、ペーパーアーティスト、ミュージシャン、ビデオディレクターなど、他分野の芸術家とのコラボレーションを行う一方、学校や美術館に於ける公演への出演やダンスワークショップの開催により、ダンスの普及、向上にも努めている。平成22年度京都市芸術文化特別奨励者。
8. 第2回GAGA workshop & Creation workshop 開催
「2014年に開催し大変好評だったGAGAワークショップが再び開催されます。レパートリーはバットシェバ舞踊団の代表作!メソディカルはGAGAをもっとくわしく理解できるクラスになります。
シャハー・ビンヤミニによる、クリエーションワークショップも開催いたします。約10日間、作品を作ってリハーサルをしていきます。この貴重な機会を是非、ご参加ください!」(主催者PR)
<GAGAワークショップin武庫川女子大学&中京大学>
日時 : 9月2日(金)~4日(日)
場所:武庫川女子大学中央キャンパス 第1体育館3階ダンス室(兵庫・西宮)
日時: 9月6日(火)~8日(木)
場所:中京大学豊田キャンパス5号館1階ダンススタジオ(愛知・豊田)
講師 : シャハー・ビンヤミニ Shahar Binyamini
定員 : 各会場とも30名
対象 : 舞踊歴3年以上(17歳以上、ジャンルは問いません)
内容
10:00~11:15GAGAダンサー
11:30~13:30 レパートリー
14:30~16:00GAGAメソディカル
16:00~16:30 ディスカッション(2日目のみ)1日の体験を通じて感じたことや、分からなかったことを話し共有する時間(3日目はメソディカルの時間がディスカッションとなります)
受講料:
3日間連続受講 25000円 /学生割引 20000円
武庫川女子大学、中京大学6日間受講 45000円/学生割引 38000円
1日受講料 9500円(各会場とも、初日の9/2(金)9/8(木)のみ可能)
<シャハー・ビンヤミニによるクリエーションワークショップ>
日程 : 9月11日(日)~9月25日(日)約10日間 平均4時間程度
場所 : 武庫川女子大学キャンパス 第1体育館3階ダンス室
対象17歳以上、ダンス経験者
受講料 : 25000円
GAGAワークショップ連続受講者 : 20000円
申込み:http://acda-studio.com/gagajapan/2016/06/12/gaga%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%972016/
ダンサーではない、一般の方向けはこちら↓
生活美学研究所ワークショップ 「からだとイメージで遊ぶ -Movement Research-」 |
生活美学研究所が通算5回となる生活美学ワークショップ「からだとイメージで遊ぶ -Movement Research-」を開催します。
今回は、私たちのからだがどんな可能性を持っているのかを探求していきます。
<イベント名>生活美学ワークショップ「からだとイメージで遊ぶ -Movement Research-」
<主 催> 武庫川女子大学生活美学研究所
<日 時> 9月10日(土)13:30~16:30(受付開始 13:00)
<定 員> 80名
<講 師> シャハー・ビンヤミニ(ダンサー、GAGA講師、振付家)
<会 場>武庫川女子大学 甲子園会館 西ホール
<申し込み> 不要
<参加費> 無料
<問い合わせ> 武庫川女子大学 生活美学研究所 TEL:0798-67-1291 メール:seibiken@mukogawa -u.ac.jp
(受付時間:月~金 10:00~16:30)
詳細:http://www.edusys.jp/mukogawa-u/seibiken/?p=6762
シャハー・ベンヤミニ Shahar Benyamini
18歳でバットシェバ・ヤングアンサンブルに参加。その後2006~2013年まで、バットシェバ舞踊団団員。 現在はフリーランスで舞踊活動を行う。
彼の振付作品はシンガポールのFrontier Dancland Company、スウェーデンのD.I.Nなどで上演されている。2013年より、イスラエルのWeizmann instituteのアタン・グロス教授と研究グループを結成し、 科学と動きの繋がりを探究している。
9.新刊紹介
『サピエンス全史ー ー文明の構造と人類の幸福』(上・下)ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 河出書房新社 9月上旬発売予定 各1900円(税別)
New book: 『Sapiens』 by Yuval Noah Harari
世界約48カ国で刊行の世界的ベストセラー、待望の邦訳!刊行後1週間でニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーに!
「なぜ人類だけが文明を手にしたのか?
本書では、その鍵がホモ・サピエンスの「虚構」を信じる能力にあるとする。国家、宗教、企業、貨幣、法律、自由など、私たちが疑いもなく信じている概念は、みなすべて実体のない虚構だ。
虚構は見知らぬ者同士が協力することを可能にし、複雑で高度な社会をもたらしたのである。
近代に至って文明が爆発的な進歩を遂げたのはなぜか? それは帝国に支援された科学技術の進歩にともなって、「未来はより豊かになる」という、将来への信頼が生まれ、投資を加速させる「拡大するパイ」という資本主義の魔法をもたらしたからだ。では、サピエンスが打ち立てた文明は、個々の人間を幸福にしたのだろうか? 歴史は正義と無関係に進む。農耕社会は狩猟採集生活よりも厳しい生活を人類に強いた。文明は男女格差や人種差別をもたらし、国家や市場は個人の自立と引き換えに家族やコミュニティを破壊してしまった。現代人は飽くなき消費主義という欲望の奴隷となっている。そして今、ホモ・サピエンスは何を望み、どこへ向かおうとしているのだろうか? テクノロジーはあなたをどのような世界に連れて行くのだろうか? ホモ・サピエンスの過去、現在、未来を俯瞰するかつてないスケールの大著、ついに邦訳!」(リリースより)
…海外の天才や富豪が激プッシュの一冊。 「翻訳がでないのか?」とネットで騒がれていましたが、この秋、いよいよ日本上陸。
ユヴァル・ノア・ハラリYuval Noah Harari
1976年生まれの歴史学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得し、現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えている。軍事史や中世騎士文化についての3冊の著書がある(いずれも未訳)。オンライン上での無料講義も行ない、多くの受講者を獲得している。
*巻末ミニ・ニュース
敦賀に来たユダヤ人難民ドキュメンタリーの放送予定 Japanese documentary of Jewish refugees in Tsuruga port (Fukui prefecture) will be on air
■タイトル:『私を覚えていてください 素敵な日本人へ』(福井テレビジョン制作)
■放送日時:9月4日(日)午後6時~6時55分(BSフジ)
■番組内容:第二次世界大戦時、リトアニア日本領事館の杉原千畝が、本国の命令に背いて発給したビザで、約6千人のユダヤ人たちがヨーロッパを脱出。「杉原サバイバー」と呼ばれる彼らは、船で福井県敦賀港に逃げ延びた。温かく迎え入れ、逃亡の手助けをしてくれた日本人の姿は、75年の時を経た今も風化することなく、彼らの心に深く刻まれている。彼らの証言から、偏見と差別が生み出した「20世紀最大の悲劇」と、日本人としての誇りを見つめる。
■出演者:シカゴ・マーカンタイル取引所名誉会長 レオ・メラメド氏ほか、石田ひかり(ナレーション)
いつもイスラエルの文化や藝術に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
日本を想定外の熱気に包んだリオデジャネイロ・オリンピック。 結局イスラエルは柔道の2つの銅メダルのみだったようです。
今回はイスラエルにとって16回目のオリンピック参加となり、過去最多47人の選手が参加。17競技53種目への参加も史上最多で、更に女性の選手数が男性選手を上回った大会としても初だそう。
メダリスト
ヤルデン・ジェルビ、柔道、女子63kg級―銅メダル Yarden Gerbi
ヤルデン(日本のサイトだとヤーデン・ジェルビ)は、準決勝・3位決定戦で日本の田代未来に勝って銅メダルを決めた。
日本語のwikiもあり(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%93)
オリ・サッソン、柔道、男子100kg超級―銅メダル Ori Sasson
同種目では、日本の原沢久喜が銀メダルを獲得。NHKのサイトでは(http://sports.nhk.or.jp/judo/event/men-over100kg/phase=jum200100/index.html)オリの名前が「オラ・サッソン」なってますが…。
いずれにせよ、イスラエルでは日本よりも全然おだやか~な(?)盛り上がりだったみたいです。
引き続きご指導・ご支援賜れますよう、よろしくお願いいたします。